９月３０日(金）「２９番目の大トリで一般質問をしました。」
今日は９月定例会一般質問の最終日です。最後の２９番目で登壇し、公共サービス基本条例制定の提案、そして児童虐待などについて質問しました。
公共サービス基本条例は良質な公共サービスを必要な人に必要な量を提供するための条例です。
特に、公共サービスを提供するものの労働環境を保持することにより、良質なサービスを提供しようとするものです。
公契約条例とともに身近なサービスを必要な人に過不足なく提供するための仕組みづくりで、すぐには実現することは難しいとは思いますが、行政の中にこういう基本的な考えが根付くことを期待します。
さて、一般質問の内容について議会の中で疑義が起こっています。
今日の一般質問の中で知事の個人情報に触れる内容がありました。果たして、議会ではどのような内容の質問でも許されるのか、大きな疑問が残りました。知事が公人とはいえ知事に就任するずっと以前の不動産取得について県議会で詳細に質問が繰り返されることに大きな違和感を感じたのは私だけでないと思います。
議長からは地方自治法１３２条(普通地方公共団体の議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。)
に留意するようにという趣旨の発言がありました。
また、知事は質問にたいして答弁をされながらも冒頭で数度にわたり「県政発展につながらない質問ではないか」という趣旨で遺憾の意を表明されました。
今後、その取り扱いは議会運営委員会でも議論されると思いますが、私は議会質問のあり方を県民から厳しく問われる質問であると感じました。
質問の内容はすべて県議会のホームページで録画を見ることができますので皆さんも一度ご覧頂いて、果たして議場での適切な質問といえるかどうか、ご判断ください。
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９月２９日（木）「一般質問３日目。」
今日も高校再編問題の質問がありました。答弁は相変わらずの状態です。
わが会派からは江畑、中沢両議員が質問にたち、いじめや教育問題について教育委員会の答弁を求めました。
質問終了後、林業振興にかかる議員連盟の会議があり、出席しました。造林公社問題や森林整備事業の概要説明の後、林業研究会のみなさんと意見交換をしました。
今の林業はまさしく後継者問題を含めて大きな危機にあります。木材価格は低迷の一途をたどり、ヒノキはわずかながら利益が出ても杉は切り出しても利益が出ない状況というお話もお聞きしました。
また、獣害対策、公共建築物で県産材を使うことなど、多くの要望をお聞きしました。
路網整備などを３年の時限立法とおよそ２１億円の基金で進めてきましたが、まだまだ十分とは言えません。
制度の拡充と整備基金の延長を国にたいして求めていきたいと思います。
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９月２８日(水）「高校再編問題。」
今日は一般質問二日目。今日も高校再編問題で教育長に対して厳しい質問が飛ぶ。
要は地元が再編計画の白紙撤回を強く求める、というワンパターンで建設的な議論はほとんどない。教育委員会の答弁もワンパターンで同じことの繰り返しである。
余り好きな表現でないけれど、いわゆる落とし所がない議論になってきた感がある。
議会に高校の設置管理条例案が出てくるのは２４年度に入ってからになりそうなので、当分は地域との話し合いの結果をもとに今の状態が続くのだろう。
今日はわが会派からは一番若手の成田議員が質問に立つ。その中でNPOの優遇税制の質問があったが、この制度は今後の公共の在り方に大きく影響を与える重大な政策だと思っている。
NPOへの寄付金が限度はあるが、税額控除されるもので特定のNPOを応援したい人には朗報である。このことによって民主党が訴える「新しい公共」への道が大きく開けることを期待する。
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９月２７日(火）「一般質問初日。」
今日から一般質問が始まりました。今議会は２９人が質問するため、初日の今日は８名が登壇します。
代表質問と同様に高校再編問題について教育委員会に厳しい意見が集中しました。
白紙撤回を求める地域の意見が多い中、どう決着するのか、極めて不透明な状況です。
議会でも反対意見が多数を占めているという感じですが、教育委員会がかたくなに再編計画を進めている中で、今後どのように展開するのか、見通せません。
魅力や活力のある学校づくりという視点での再編計画ですが、各論で前へは進めないという状況です。まだまだ、慎重な議論が必要です。
今日も質問の仕方での疑義がありました。前にも申し上げましたが、滋賀県議会では一括方式、分割方式、一問一答方式の３パターンの質問方法がありますが、これには積み上げたルールがあり、新人にとってはわかりにくい部分があるようです。
議会運営委員会での今後の課題ということになると思います。
議会運営はすべてにおいて先例があり、会議規則以外に先例が大きなルールとなっています。
間違えると議長が発言や答弁を制止しますし、議場からもクレームが出ます。
議論や討論にはルールが必要なのは当然ですが、なかなか厄介なものです。
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９月２６日(月）「請願締め切り日。」
会派の政調会副会長をしている関係で議会の意見書や請願処理の窓口になっています。
意見書や請願は国や自治体などに制度要求などの意見を言うもので、全会一致の内容であれば議論はありませんが、政党間の意見の対立があれば閉会日に反対・賛成の討論が展開されます。
意見書が何か強制力を持つわけではありませんが、議会としての貴重な意思表示であります。
今日で請願は締め切られ、意見書とともに調整会議にかけられます。
今日はこうした対応で終日追われましたが、明日からいよいよ一般質問です。私の出番は９月３０日の最終日、しかも２９人中の２９番目の大トリということになりました。
公共サービス基本条例や児童養護問題について質問の予定です。
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９月２５日（日）「防災訓練。」
 | | 本番さながらの火災防御訓練が行われた「岡山学区合同防災訓練」でした。 |
今日は地元学区の防災訓練に参加しました。他に比べてちょっと遅めの防災訓練ですが、実は９月初旬に計画されていたものが、台風の襲来で今日に延期されました。
岡山学区ではすべての自治会が持ち回りで防災訓練を実施しており、約１０年に一度訓練会場がまわってきます。
今日は小船木自治会が会場となり、岡山消防団と共催で行われました。こうした持ち回りの開催により地域ごとの課題が確認でき、まさに岡山学区の地域防災力が高まることになります。
今日は仮設の建物を実際に燃やして、小型の消防ポンプによる地元防災会の放水、そして岡山消防団による百メートル近い延長ホースで白鳥川の水を放水する訓練などが展開されました。
子どもさんからお年寄りまで自治会総出の訓練が実施でき、また、炊き出し訓練で用意されたおにぎりとみそ汁をおいしくいただきました。
いつも申し上げているのですが、災害時に災害弱者といわれる独居老人、障害をお持ちの方などを地域の共助でどれだけ救助できるかが課題です。どこにどれだけ災害弱者がおられるのか、確認できた訓練だったと思います。皆さん大変お疲れさまでした。
この後は、ご案内いただいていた敬老会などにも出席させていただき、また、今日告示された守山市議選の激励などであわただしく日曜日が終わりました。
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９月２４日(土）「全国レクリエーション大会イン滋賀。近江八幡市会場ではウォークラリーが開催されました。」
昨日に続き絶好の秋晴れの日となりました。事務所周辺の八幡堀は多くの観光客で賑わっています。
昨日から３日間、滋賀県では「全国レクリエーション大会イン滋賀」が行われ、近江八幡市でもウォークラリーやニュースポーツの会場となりました。
その開会式が地元岡山コミュニティーセンターで行われ、私も歓迎の挨拶をさせていただきました。
岡山学区は水茎岡山城をはじめ賀茂神社など、歴史の宝庫であり、また豊かな自然に囲まれた地域です。
今日は全国各地からこの近江八幡市にお越しいただきましたが、大いに秋の絶景を楽しんでいただきたいと思います。
ご準備されましたレクリエーション協会や学区の役員さんのご労苦に心から感謝申し上げます。
午後からは急傾斜地などの危険個所を自治会のみなさんとともに現地確認させていただきました。
台風１２号、１５号では土砂災害が全国各地で起こりました。地盤の緩みなど、有事に備えて点検をしなければなりません。
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９月２３日（金）「人工衛星の破片が・・・」
今日は危険な話が報じられています。役割を果たしたアメリカの人工衛星が大気圏に突入し、燃え残った破片が落ちてくる可能性があるというものです。
人が被害を受ける可能性は３２００の分の１、特定の人にあたる可能性は２０兆分の１ということですが、官邸は危機管理センターに情報連絡室を設置しました。
今、東日本大震災や台風被害により危機管理体制が課題になっていますが、この種の危機回避については全く無防備であるのは不安材料の一つです。
正確な落下地点や時間が予測できるのであれば避難ということも考えられますが、こうした予測は現時点では難しそうです。
巨大な隕石が地球を襲うというような映画上の話が現実のものとなる時も将来はあるかもしれません。危機の予測と回避するための科学技術が確立されることを望むばかりです。
今回の人工衛星落下による被害がないことを祈ります。
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９月２２日(木）「働くことを軸とした安心社会へ。」
 | | 宮本太郎北海道大学大学院教授による研修会「働くことを軸とした安心社会へ。」 |
今日は朝から県庁で一般質問の準備、当局との打ち合わせ、意見書調整会議などに出席し、午後は民主党県連の幹事会を経て、連合滋賀の研修会に出席し、帰ったのは夜遅くです。
民主党県連の幹事会では奥村代表が文部科学副大臣に就任されたことから代表を辞任され、来年の大会までは田島代表代行が代表の職務を担われることが決定しました。
これは政務三役は党の役職を退くという党規約によるものです。
連合の研修会では北海道大学大学院教授宮本太郎先生による「働くことを軸とした安心社会へ。」というテーマの講演会が行われました。
教育から雇用そして退職という流れの間に橋をかけるということ。雇用と家庭、雇用と失業という間にも橋を架ける。こうして築かれた「働くことを軸とした安心社会」が目標です。
女性雇用の伸び悩み、若者の就労・能力開発の困難、学校から社会への連結危機、そして未婚化の進展などが今の日本社会が直面する課題です。
このままでは年齢を重ねるとともに幸福感が失われていくことになります。
特に、大震災の被災地では雇用と生活をどう再建するのか。特例措置で６０日延長されていた失業給付が終了し、基金で行われてきた半年半年の２サイクルの事業も終わったあと、被災地が生活危機の波に襲われる、と宮本先生は訴えられました。
「被災地に雇用の防波堤を全国に先駆けて構築すべき。」という結論です。
雇用・社会保障の再建と震災復興を別のものとしてはいけないという、先生の主張はその通りだと思います。日本社会の震災前の課題がまさに被災地では大きく表れています。被災地で雇用や社会保障を再建することは、そのまま日本社会の課題解決につながると固く信じて、前へ進んでいきたいと思います。
未曽有の震災の中で人々の価値観は大きく変わりました。働くことの意義を今一度、問い直す必要があります。
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９月２１日(水）「代表質問。」
今日は９月定例会の代表質問。わが会派からはベテランの西川勝彦議員が登壇し、平成２４年度に向けた施策構築、防災対策、子育て支援、スポーツ振興などについて質問されました。
代表質問では各会派が極めて政治的な意図を持って他政党の批判をしたり、ヤジを送ったりということが行われます。ヤジは議会の花という人もありますが、「うーん」と人をうならせるヤジもあれば、ただうるさいだけのヤジもあるのが現実です。
しかし、一番ひどいのは国会のヤジです。かつて国会の傍聴をした時などは最初から終わりまで登壇者の話が聞き取れないほどのヤジがあり、あたかも学級崩壊の様相でした。これが国民のみなさんを代表する国会なのかと思うほどのあり様で、大変恥ずかしい思いをしました。
今日の県議会でのヤジは最初だけで、粛々と質問と答弁が行われました。自民党、民主党、対話の会の三会派の代表質問が終わり、次は４日間にわたって行われる一般質問です。
今議会では知事と市町との関係、高校再編問題、防災や原子力災害対策などが論点となりそうです。
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９月２０日(火）「台風１５号の猛威。」
今日は県庁で政調会等による代表質問の最終協議。明日からいよいよ代表質問ですが、台風１５号が猛威をふるっています。近畿東海に大雨を降らせ、名古屋市では８０万人を超える住民に避難勧告や避難指示が出されました。また、奈良や和歌山では台風１２号よってできた土砂ダムが決壊の危機に直面しています。
相手は大自然だけに避難、減災を確実に行うしか道はありませんが、日頃からの災害に強いまちづくりが求められるところです。
この９月定例会はどこでも東日本大震災や台風１２号による被害を受けて、原発災害対策や水害対策、避難指示のあり方などが問われる議会となりそうです。
予報円によると明日は台風１５号が近畿に最接近するようであり、気象庁も最大限の警戒を呼び掛けています。人的被害が起こらぬように県や各市町も万全の態勢で臨まなければなりません。
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９月１９日(月）「今日は敬老の日でした。」
 | | 小田町の敬老会では毎年近くにある看護専門学校の生徒さんが参加されてお年寄りの皆さんと交流されています。市内で参加者の平均年齢が一番低い敬老会でしょう。私もお祝いのあいさつをさせていただきました。 |
今日は敬老の日でした。１００歳以上の高齢者は全国で約４万７千人、滋賀県では一パーセントの４７０人、近江八幡では２３名だそうです。
市内各地で敬老会が行われ、私も地元を含めて多くの敬老会に参加させていただきました。
東日本大震災の被災地である東北三県では高齢化率は２９パーセント余りであり、全国平均よりもかなり高くなっています。震災によるお年寄りの環境の変化により、認知症の症状が進行する、要介護の人が増えているといったことが起こっているようです。
高齢者にとって大きな環境の変化は心身に大きな影響を与えるということです。
どこの敬老会でも被災地に思いを寄せながら、敬老の日を祝い、特に災害の少ない滋賀県としてできるだけ支援の輪を広げようというメッセージを発しながら一日を終えました。
長寿の秘訣として、自分にできる仕事や運動はできるだけする、くよくよしないで一日を過ごす、歯を大切にしてよく噛み、栄養をとる、こうした実践で１００歳を目標に長生きしていただきたいと思います。
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９月１８日（日）「津田親真顕彰碑。」
 | | 南津田町に建立された津田親真の顕彰碑です。織田信長は親真の１４世の子孫といわれています。 |
織田信長の始祖といわれる津田親真とゆかりの深い南津田町でその顕彰碑の除幕式が行われ、出席しました。
津田荘歴史研究会のみなさんが史実を集められ、研究した結果、今日の日を迎えられました。
南津田町には石舞台古墳や南津田城など多くの歴史がありますが、こうした郷土史の研究は郷土を誇りに思う心を住民の間に醸成し、また歴史上の人物との絆も生まれます。
歴史から学ぶとはまさにこのことであり、人の生き様を感じることができる歴史の研究はまちづくりの礎にもなるでしょう。
こうして作られた町は人と人の絆も強く、いざという時には災害に強い町となります。こんなことをつくづくと感じられた除幕式でした。
夕方からは八幡堀に特設された能舞台を中心に幽玄の世界が繰り広げられました。
朝から終日、わが故郷近江八幡の歴史の奥深さを堪能した一日でした。
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９月１７日（土）「八幡堀の灯り。」
今日は地元岡山小学校の開会式に出席しました。朝からあいにくの雨模様で子どもたちには気の毒な天候になりましたが、何とか開会し練習の成果を発揮できたようです。
保護者のみなさん、祖父母のみなさんも雨の中で何とも微笑ましい表情で見学されていました。お疲れさまでした。
今日から二日間、八幡堀まつりがおこなわれています。八幡堀に特設された能舞台、そして、町の中に様々な灯りが置かれ、幻想的な八幡堀が二日間にわたって演出されます。
四季折々に姿を変える八幡堀ですが、この幻想的な八幡堀を多くの方にお楽しみいただきたいと思います。
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９月１６日(金）「大阪秋の陣。」
今日は休会中のため市内で政務調査や書類整理、集会での挨拶などで過ごしました。
今日、ある新聞紙上で秋のダブル選挙で対決が予定されている平松大阪市長と橋下大阪府知事の争点などが報じられていました。
人事評価や君が代斉唱時の態度で直ちに公務員や教員を免職できる条例などを９月議会で成立させようとしている維新の会と反対する平松市長の闘いの行方、あるいは大阪都構想について有権者がどのような判断を下すのか、ということが注目されています。
私は既存政党に対する有権者の不信感を背景にして台頭してきた維新の会の動きに対して大きな危機感を感じています。
橋下知事の個人的人気を背景に議会で多数派を増やし、自分の政策実現を目指すということについては選挙を通じて行われているので正当である、との思いの人も多いかと思いますが、こうした大きな政策変更が一種の流行と言えるような状況の中で強行されていくことに危機感を感じているのです。
かつて、この近況報告の中でも紹介しました「本態性ニーズ」と「流行性ニーズ」という言葉があります。これは前近江八幡市長の川端五兵衞さんがまちづくりの著書の中で使われた言葉ですが、住民のニーズには二つあり、いわゆるその時だけのニーズ、つまり将来の町のありかたを考えたものでない流行性のニーズで判断をすれば取り返しのつかないことになってしまうというものです。
今では近江八幡の観光の中心となっている八幡堀ですが、昭和４０年代にはどぶ川でした。住民から堀を埋め立てて駐車場にしてほしいという要望があり、現実に県の工事も進みかけましたが、将来のまちづくりのため保存することが決定されました。
当時どぶ川であった八幡堀が今では国の重要文化的景観第一号に認定されているのは皆さんご承知の通りです。
モータリゼーションが進む中で起こった駐車場にしてほしいという「流行性ニーズ」に左右されずに、住民の誇りである八幡堀を保存再生して将来のまちづくりに役立てたいという「本態性ニーズ」に従って判断したおかげで今の近江八幡の輝きがあるということだと私は解釈しています。
まさに、この大阪秋の陣では有権者のみなさんに維新の会の主張していることが住民の「本態性ニーズ」であるのか「流行性ニーズ」なのか、しっかりご判断していただきたいと思います。
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９月１５日（木）「９月定例会開会。」
今日から９月定例会が開催されます。議会運営委員会に出席したあと、全員協議会、知事の提案理由で今日の日程は午前中に終了しました。
午後からは会派会議で代表質問の最終確認、意見書や請願の取り扱いなどについて協議して、午後の日程も終了しました。
さて、国でも臨時国会が召集され、野田総理の所信表明、各党による代表質問が行われていますが、国会の会期で与野党が対立して、本格的な議論は進まずという状況です。野党は会期を延ばして予算委員会の開会を求めていますが、与党は予算委員会の閉会中の審査を主張し物別れという状態のようです。
いつまで不毛の対立が続くのか、という思いですが、一刻も早く第３次補正予算を可決して、被災地のみなさんに復旧・復興の道筋を示す必要があります。
与野党それぞれ言い分があろうかと思いますが、何とか調整能力を発揮して本論の議論ができるように期待します。
このままでは益々政治不信は増大してしまいます。
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９月１４日(水）「北川ダムの凍結。」
今日は午前中、政策・土木交通常任委員会が開催され、出席しました。
総合政策部からは消費者基本計画案に対するパブコメの報告、土木交通部からは北川ダム建設事業の第３回検討の場の報告がありました。
北川ダムについては�‖茖吋瀬狢茖殴瀬爐伐脇参�修��第１ダムと河道改修�２脇参�修単独案という三案の中から県としては事業期間が短く、経費的にも一番少ない�０討膿覆瓩燭い箸いΔ海箸能嗣韻里澆覆気鵑陵�解を得ていくという方向です。
この河道改修単独案によって３０年に一度の洪水に対応できるようにして、その後にダムの検討をするということです。
このことについては報道では「ダム凍結」とか「脱ダム」という表現が用いられていることから、かつて昭和２８年に発生した安曇川の大水害と同等の水害にダムなしで対応できるのか、という反発が議員や住民から出ています。
これからさらなる議論が専門の委員会などでも行われますが、すでに百億円を超える予算が投じられていることから公共工事の手戻りは賛否両論が激しくなります。
大津の大戸川ダムの時と同様に公共工事の後戻りをするときのリールづくりは重要です。滋賀県から国にしっかりメッセージを送ってほしいと思います。
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９月１３日（火）「女性を経済分野で活躍させないと、日本社会はもたない。」
午前中は政調会で代表質問の整理、午後からは京都で研修会でした。
「女性を経済分野で活躍させないと、日本社会はもたない。」というテーマで中央大学教授の山田昌弘先生の話題提供を受けて、男女共同参画社会実現へ向けた討論をしました。主な参加者は京都府議、京都市議などで滋賀県議会からは私と中沢啓子代表が参加しました。
山田先生は知る人ぞ知る「婚活」や「パラサイトシングル」などの社会現象を表した言葉を世に送った先生で、専門は家族社会学です。
�―�性労働力率が低い国は財政危機に陥る。
��日本男性の小遣い率は国際的に低く、低下が著しい。
�３姐颪覇�本人女性の国際結婚が増えてきている。
という観点から統計上の数字を使いながら説明されました。
女性の経済的活躍のサポートをしなければ国の経済は滅ぶということになるのですが、具体的には雇用システムの是正、子育てしやすい環境を整える、正規雇用と非正規雇用の処遇格差の解消などが必要なのは言うまでもありません。
そして、年功序列、新卒一括採用、終身雇用、中途採用者が不利といった日本の雇用事情が変わらないと女性の経済的活躍を実現することは難しいのが現状です。
やれることから着実に取り組むしかありませんが、滋賀県で１０月から導入されるマザーズジョブステーションにも期待しています。
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９月１２日（月）「枝野大臣再登場。」
今日は朝から政調会で代表質問の協議、午後からは「美の滋賀」の推進事業について関係各課からヒヤリング、そして会派会議、連合滋賀とのネットワーク会議と続き、終日会議の連続で一日が終わりました。
さて、不適切な発言で辞任した鉢呂前経済産業大臣の後任には枝野前官房長官が任命されました。原発事故や震災対策について十分な経験を持つ枝野氏の登用は予想されていましたが、ここでしっかり全閣僚が気を引き締めて明日からの臨時国会にあたってほしいと思います。
明日の所信表明に続いて行われる各党の代表質問では総理の一連の任命責任が問われると思いますが、今大切なのは一刻も早い復興への道筋を描くこと、そして福島原発事故の収束であることは間違いありません。
ここはしっかり国民のみなさんに評価をいただきたいと思いますし、あわせて、マスコミのみなさんにも正確な報道をお願いしたいと思います。
鉢呂前大臣の釈明会見のとき、記者から大変汚い言葉で大臣を追及する声が聞こえました。前大臣の非は非としても国民に代わって真実を正すというのであれば、もっと適切な言葉があると思います。幸い、同席した記者がその該当の記者を叱責する言葉があり、少しホッとしました。
いずれにせよ、国会での各政党の真摯な議論、それを公平公正に伝えるマスコミ、そして国民のみなさんがしっかりご判断いただく。このことによって、今の日本の国難を乗り越えていきたい、乗り越えていってほしいと思います。
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９月１１日（日）「９．１１と３．１１」
今日はアメリカで同時多発テロが発生した日であり、また東日本大震災発生から６カ月という日であります。
同時多発テロでは航空機がビルに突入する映像を見て、これは現実なのだろうか、まるで映画の一シーンであるかのようにほとんどの人が感じたことだろうと思います。
東日本大震災でも同様でした。津波が黒い悪魔のように家や車を飲み込んで行く映像を見て、とても現実とは思えませんでした。
しかし、現実に多くの尊い命が奪われ、甚大な被害がもたらされました。同時多発テロは人類の大きな対立の中で行われた卑劣なテロによるものですが、東日本大震災は自然の脅威が相手でした。もちろん、原子力災害は備えの不十分さという意味では人災と言える部分はあったのだと思います。
自然は人類に大きな恵みを与えてくれますが、ときにはこうした大きな被害をもたらします。
今回の大震災では自然との共存は難しいと一言で言い表せないほどの甚大な人的物的被害を受けました。しかし、この先も日本列島のあらゆる場所でこうした大災害が起こる可能性は現実のものとしてあります。
我々はこうした厳しい自然とどう向き合っていくのか、そして同時多発テロが引き起こされた原因となった人類間の対立をどう克服していくのか、そうしたことをつくづく感じさせられた９月１１日だったと思います。
地球温暖化を止めなければもっと自然は人間に牙をむいてきます。しかし、一方では経済の分野から急速な地球温暖化対策に異論を唱える人たちもいます。
我々の生活の在り方、人と自然が共存する社会の在り方、ともに大きな転機に来ているのは間違いありません。
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９月１０日(土）「経産大臣辞任。政治家はしっかり言葉を選んでほしい。」
今日は早朝から八幡中学校の運動会に参加、午後は地元岡山学区で行われた戦没者追悼法要に参列しました。毎年、遺族会や社会福祉協議会などの各種団体が全員参加のもとに執り行われ、戦没者のご冥福をお祈りするとともに、平和の大切さを学区民に伝えてきました。
今回の法要には滋賀県遺族会顧問で前滋賀県知事の國松氏も参列され、こうした学区民挙げて全員参加で挙行される慰霊祭は他に例がない、と称賛されておられました。
そのお言葉通り、恒例となった平和実現へ向けた学区民の行動が末長く継続されることを期待します。
さて、今日は鉢呂経済産業大臣の辞任が大きく報じられていました。一連の発言は閣僚として許されるべきものではなく、辞任は当然です。しかし、ベテランの国会議員がなぜこのような事態を招くのか、本当に残念でなりません。
緊張感がないといえば全くその通りですが、やはり思うのは組織での危機管理の経験不足ではないかと思います。
危機管理不足で過去多くの企業が撤退し、政治生命を終えた政治家も多くあります。
政治家というのは雄弁であるべきですが、その前に自分が発する言葉をしっかり選べる能力が必要です。実際に多くの人を傷つけて、そのつもりはなかったといってもそれは言い訳以外の何ものでもありません。
今回の事態を受けて自民党は総理の任命責任を追及する勢いであるとマスコミでは報じられていますが、現在の一番大きな政治課題である三党合意による第三次補正予算成立への影響が心配されます。
９月１３日に開会される予定の臨時会において総理から国民のみなさんはじめ被災者の皆さんに対して謝罪の言葉があるかと思いますが、今は国会として震災復興のための補正予算成立に向けて与野党一丸となって早急に取り組まれることを期待しています。
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９月９日(金）「近江八幡市で政調活動。」
今日は民主党・県民ネットワークで地元近江八幡市の政調活動を実施。国・県からの権限委譲や国保の国庫補助金の増額、診療報酬の適正化など、国の制度にかかわる提案を受けた。
まちづくりや農地の活用については国や県の規制があり、これらは基礎的自治体の思いとは一致しない部分が多くあり、対立している。
確かに乱開発は将来に禍根を残すことになるが、さりとて国や県の方針が必ずしも正しいわけではない。こうした規制を外した特区制度もあるが、これとて必ずしも採用されるわけでなく、多くの基礎的自治体の長が不満を感じるのも無理はないところである。
東日本大震災の被災地でもこれから復興事業を進めるにあたってはこうしたまちづくりの規制などが大きな課題となると思うが、特例法や復興特区などを駆使して、いかに速やかに安全安心な新しいまちづくりを実現できるか、このことが大きなカギとなる思う。
先日の報道では被災地のある町で町長が進めるコンパクトシティー構想と住民の思いが対立する場面が映し出されていた。
復興を急ぐ住民、将来に悔いの残さないまちづくりをしようとする首長、それぞれの思いは痛いほどよくわかるだけに何とか一致点が見いだせないものかと思う。
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９月８日（木）「議会運営委員会。」
今日は９月定例会を控えて議会運営委員会に出席、その後は意見書調整会議で意見書の取り扱いについて協議しました。
午後は会派の政調会で代表質問の協議や要望事項の取り扱い協議を行い、地元に戻ったのは夜遅くでした。
台風１２号の被害が大変大きく、関西広域連合でも職員を被災地に派遣するなどの対応が行われていますが、滋賀県からの支援について議会運営委員会で当局に説明を求める一幕もありました。
現在、検討中とのことですが、滋賀県では農業の被害はあったものの幸い人的な被害はほとんどなく、その分、奈良県や和歌山県への支援を早急に行うべき時です。
また、想定外という土砂災害や避難指示の方法などについて今後の教訓にすべきことも多くあります。
関西広域連合でも広域防災対策という大きな課題にしっかり取り組むことを望みます。
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９月７日（水）「市町への政調活動。」
今日は午前中、市役所などで要望事項の整理、情報収集などを行い、午後からは湖南市で民主党の政調活動を行いました。
主には来年度の国・県予算へ要望や制度提案をお聞きするため毎年実施しています。
今回は谷畑市長はじめ、関係部長から国や県の一括交付金制度や合併特例債の延長、野洲川などの河川改修、幹線道路の整備、住民の健診制度の充実、在住外国人の日本語対策などについて要望をお聞きしました。
こうした要望事項について明確な回答をしてほしいというお話がありましたが、河川や道路整備については限られた予算の中で優先順位をつけながら着実に実施していくしかありません。しかし、一方住民のみなさんにとってはこれらの要望は目に見える政治の成果であります。
特に、滋賀県は道路整備の遅れが指摘されており、経済振興のためにも国道のひとけた道路など幹線道路の整備は急務となっております。
民主党が「コンクリートから人へ」というスローガンを掲げたときに、こうしたハード事業すべてを後退させるという批判を野党の人たちから受けましたが、決してそうではありません。
無駄と思われる公共事業を見直すということであり、住民のみなさんにとって必要な道路整備や安心安全を確保するための河川改修は重要施策に間違いありません。
しっかり、市町の声を国や県に伝え、実現していきます。
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９月６日（火）「竜王町議選。」
今日は竜王町議選の告示日でした。民主党公認の岡山冨男氏をはじめ、関係議員の激励のため各事務所を回らせていただきましたが、結果は１２名の定数にたいして１２名の立候補となり、夕方５時には無投票当選が決まりました。
竜王町とは日野川改修をはじめ、篠原駅の整備促進など近江八幡市と連携して取り組んでいる事業が数多くあります。
隣同士の自治体として今後とも活発に意見を交わして地域の発展のため取り組んでいきたいと思います。
さて、野田内閣が始動していきなり台風１２号による大規模な災害が発生しましたが、今回これだけ大きな被害が発生したのは異常に長時間にわたって雨が降ったためと言われています。
これまでの経験では考えられない場所で土砂崩れなどが起こりましたが、多くの貴重な命が奪われたことを考えれば、東日本大震災の時と同様に決して想定外では済まされないことです。
特に、今回は当初からこの台風が大型でスピードが遅いために、記録的な豪雨で大規模な災害の可能性があると指摘されていました。
深層崩壊の可能性という耳慣れぬ言葉のとおり、これまでの予測を超える災害が起こり、平成では最悪の人的・物的被害を出しましたが、やはり適切な避難指示が行われなかったことが悔やまれます。
今回の甚大な災害については専門家の調査を十分実施して、対策を講じるとともに、避難勧告や避難指示の発令基準について明確にする必要があると思います。
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９月５日（月）「適切な避難指示がされたのだろうか。」
台風１２号は予想以上に大きな人的・物的被害をもたらしました。お亡くなりになられました方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心からお見舞い申しあげます。
また、行方不明の方々の一刻も早い救出と被災地の復旧をお祈りします。
犠牲になられた方々の一部地域では避難指示がなされていなかったという報道を聞き、誠に残念でなりません。
避難指示を出すべき状況であったのか、否かはその現場でないとわかりませんが、一昨日の近況報告で申し上げましたように計画に基づいて正しく判断されたのかどうか、今後の検証が待たれます。
確かに長年の経験の中で住民のみなさんが独自の判断をされることはあるかと思いますが、そうした人間の予測を上回る破壊力を持っているのが自然の怖さです。
今は、行方不明者の捜索と災害復旧が急務ですが、今後しっかり検証すべきことは検証して二度とこのような犠牲者が出ないようにしなければなりません。
さて、今日は終日、事務所で面談や日程調整、原稿作りなどで過ごしました。
そうした中、午後には地元の奥村展三衆議院議員が文部科学副大臣に就任されるというニュースが入ってきました。
高校授業料無償化の見直しなど、課題の多い文部科学行政ですが、これまでの豊富な経験をもとにご活躍されますよう期待しております。
特に、民主党スポーツ議連幹事長としてスポーツ基本法の制定に尽力された経験を大いに生かして、生涯スポーツの振興や世界に通用するスポーツ選手育成に大いにご貢献いただきたいと思います。
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９月４日(日）「滋賀県流域治水基本方針(案）。」
多くの死者・行方不明者を出した台風１２号は日本海に抜けましたが、台風に伴う大雨がいつまでも続き被害を拡大しました。
近江八幡市では倒木や一部道路での冠水などがありましたが、幸い大きな物的・人的被害はありませんでした。
しかし、今日は未明から日野川の水位が上がり、桐原橋でも３メートルを超え心配されました。
私も、職員の激励も兼ねて市役所の対策本部へ出向き、状況をお聞きしましたが、上流での水位は下がり始めているとのことで安心しました。
最近は、油断しているとゲリラ豪雨のように思わぬ増水に見舞われることがあります。いずれにせよ、日野川はじめ蛇砂川、白鳥川などの一級河川の改修を早急に進めることが必要です。
県ではこれから滋賀県流域治水基本方針案が県議会の特別委員会で審査されますが、この計画に伴う(仮称）流域治水基本条例を早急に制定して、洪水を河川の内外でしっかり受け止められるようにしなければなりません。また、危険な河川の近くでの開発や住宅の建設などを制限する必要もあります。
この基本方針をわかりやすい言葉で表現すると「ながす」「ためる」「とどめる」「そなえる」ということになります。
水を安全に流すことは古今東西を問わず、為政者の大きな責任です。県議会でも安心安全の地域社会の構築のため、基本方針や条例に対してしっかり意見を述べていきます。
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９月３日(土）「台風１２号の猛威。」
大型で近畿・四国・中国地方はじめ広範囲に雨を降らしている台風１２号が上陸中です。
今日予定されていた民主党の原発関係の研修会も中止となり、明日の防災訓練等も中止となりました。
近江八幡では雨量こそ多くありませんでしたが、かなりの強風でした。
こうした雨台風のときには必ず、日野川の桐原橋や仁保橋、安吉橋などの水位を確認します。現状では危険な状況にはありませんが、今日から明日の未明にどの程度降るのか心配なところです。
こうした中、奈良県十津川村で２軒の家が流され、一人が死亡７名が行方不明という悲しいニュースが流れてきました。
今回は台風のスピードが極端に遅く、記録的な降雨量により各地で予想を超える被害を出したようです。
もちろん日ごろから治水対策をしっかりしておくことが重要ですが、危険な状況になれば的確な避難指示を出すことが重要なのは言うまでもありません。これまで何度か過去に避難命令が出された状況を経験していますが、計画に従い粛々と手続きを行うことが必要です。
つまり、行政が正確かつ迅速に避難情報を住民に伝え、住民は行政の指示に従ってしっかり行動する、ということです。
ともすれば、過去の経験からこの程度なら大丈夫という判断をされる方もいますが、自然の脅威の前には人間は全く無力です。このことは東日本大震災でいやというほど思い知らされました。災害時には勇気を持って逃げること、そして自分の命は自分でしっかり守ることが必要です。あわせて、高齢者や障がい者などいわゆる災害弱者を地域がしっかりサポートする、という地域防災力の発揮が必要です。まさに自助・共助です。
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９月２日（金）「滋賀いのちの電話。」
 | | 「滋賀いのちの電話」の相談を受けるブースです。ここで相談員の方々が相談者の悩みを真剣に聞き、大切な命が救われます。 |
朝からテレビでは台風１２号の情報、そして野田新内閣の布陣が報道されていました。
野党の反応といえば相変わらず、否定的な反応だけでした。当然といえば当然ですが、目前の国家的課題である震災の復旧復興や原子力災害の収束、あるいは円高対策などについて一緒に取り組もうというような姿勢ぐらいは見せてもいいのではないか、皆さんそのように思いませんか。
特に、原子力災害収束については長期政権の中で安全対策を十分せぬまま原発推進をしてきた自民党として少しぐらい反省と協力の弁があってもいいと思います。
そのことに一言もふれない自民党は如何に無責任な政党であるのか、と私は思います。
いずれしても、民主党にとって国民の信頼を取り戻すラストチャンスに違いはありません。特に、地域主権を進める総務大臣に滋賀県の川端達夫氏が任命されたことに対して大いに期待しています。
さて、午後には強風の中でしたが、NPO法人「滋賀いのちの電話」の取り組みについて視察してきました。自殺予防の電話相談活動に約６０名のボランティアの方々がまさしく手弁当で、交通費も自己負担で取り組まれています。その崇高な精神に本当に頭が下がる思いです。
現在、全国で毎年約３万人を超える人が自殺で命を奪われています。滋賀県でも３００人を超える人が自殺でなくなられておられ、その数は増加傾向にあります。
原因は病気、人間関係、経済問題など様々あると思いますが、こうした相談活動によって命を救われた方々も多くあると思います。
現在、相談員が不足していることもあって、毎週金曜日・土曜日・日曜日の１０：００〜２２：００の対応ですが、今後相談員を養成して、３６５日２４時間の相談体制を目指しておられます。
相談員は１年半をかけて養成されますが、研修費や交通費は自己負担で、また相談員となってからも全く無償のボランティア活動を続けておられます。
事務所の家賃など必要経費は寄付などで対応されていますが、専任の事務局員配置など活動拠点整備のために行政の支援をしっかり制度化しなければなりません。
こうした活動こそが「新しい公共」の真の姿であると思います。
現在利用していない県有の事務所の貸与や運営経費の助成など、一層の支援を県の関係当局に求めていきたいと思います。
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９月１日(木）「野田新総理の前評判は？」
党役員人事もほぼ決まり、明日の組閣が注目されている野田新内閣ですが、今日市内でいろんな方から「今度こそ頑張ってね！」というお言葉や「野田総理は地味な雰囲気だけど期待している。」といった前向きのご意見を多くいただきました。
党内融和、自公など野党との連携体制、そして震災の復旧復興体制を全党体制で構築できるか、などが注目されるところですが、多くの国民のみなさんから共感を得ている「どじょう総理」の名の通り、国民のみなさんのために泥だらけになって誠心誠意がんばってほしいと思います。我々もどじょうのように、また琵琶湖のナマズのように、地をしっかり這いながら県民の雇用確保や経済復活のため努力していきます。
午後からは東近江土木事務所へ出向き、日野川周辺の堤防の草刈りや急を要する改修などについて要請しました。
今、大型で強い台風１２号が日本列島へ向かっていますが、東近江土木事務所でもその対応を協議されていました。その後は市役所の土木担当部署にも同様の協力を求めに参りました。
台風１２号による大雨は記録的な雨量になりそうな予報です。がけ崩れ、浸水など大規模災害が予測されますので、行政、住民がしっかり情報を共有して対応していきましょう。
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