近況報告8月1日〜

8月31日(月)
 政権交代の夏が終わりました。結果は皆様ご承知のとおり、民主党の歴史的な大勝利となりました。国民の皆さんの今の閉塞感漂う社会を何とかしてほしいという期待感をひしひしと感じるとともに、自民党政権に対する怒りの表れの結果だと思います。
 しかしながら、政権政党のとしての仕事はこれからです。結果を出さなければなりません。
 この2009年8月30日は日本の歴史に刻まれる日になることは間違いありません。この時に議員として選挙活動に関われたことを誇りに思いますと同時に、地方議員としてマニフェストが描く地方分権、地域主権の実現ために誠心誠意努めていきたいと心を新たにしています。


8月17日(月)
 今日は終日、明日の総選挙公示日に向けての準備活動をしていました。
公職選挙法の関係もあるので8月30日まで近況報告の更新は遠慮させていただきます。申し訳ありません。政権交代に向けて、そして国民の生活が第一の政治をめざして暑い夏を戦い抜きます。


8月16日(日)
 いよいよ歴史的な決戦に向けてカウントダウンが始まった。明後日の公示日から12日間の選挙戦を経て、8月30日には新政権を担う政党が決まる。
 政権選択をかけて国民の皆さんが自らの一票で総理大臣を決めることができる数少ない機会である。決して棄権することなく、自らの生活や将来を決する選挙と位置付けてそれぞれの政策を十分見極めたうえで投票してほしいと思う。
 一方、候補者は自らの主張をしっかりとわかりやすく有権者に伝えてほしい。
 政治の力でないと変えられない制度を国民目線、県民目線でしっかり変えていきたいと決意して2年あまりが経過した。
 そして、今こうした歴史的な瞬間に深くかかわれることを誇りに思うし、全力で戦いたいと思う。
 この総選挙が日本の明るい未来につながることを切に願うものである。


8月15日(土)
 今日は終戦記念日。一昨年までこの日は終戦記念戦没者追悼慰霊祭が市内にある慰霊殿で行われていたが、昨年から市の実行委員会形式で行われる平和式典に代わった。
 市民や遺族会をはじめとする団体がともに戦没者のご冥福を祈り、平和を考える機会としたことは意義深い。
 今、国立の戦没者追悼施設の建設が話題となっている。靖国神社の問題は外国の反応を含めて、常に政治問題化し毎年8月15日は総理大臣はじめ、誰が参拝したかが報道されている。
 これまでの歴史の過程や遺族の思いなど、まさに人々の琴線に触れる課題であり、一律に判断を下すことは難しいと思う。しかし、かといって今のままではいつまでも課題として残り、祖国のために犠牲となられた方々の思いは報われない。
 国民の総意として戦没者に追悼の思いを表し、また、日本を訪れる外国の元首にも献花などしていただける無宗教の追悼施設の構想はぜひ十分な議論をしたうえで、この問題を解決し、戦没者のご冥福と世界の恒久平和をお祈りしたい。


8月14日(金)
 総選挙の公示日まで数日となった。いよいよ決戦の火ぶたが切られるが、今はお盆の季節で大きな声で街頭宣伝活動をするのははばかれるので、静かに政治活動に専念させていただいている。
 新聞報道もなんとなく中休みの感であるが、いずれにしても熱い戦いは間もなく始まる。今回はマニフェストによる政権選択選挙である。可能な限り、有権者にわかりやすく、日本の目指すべき姿やそのための政策を示し、審判を仰ぎたい。


8月13日(木)
 青年会議所主催の4区公開討論会が甲賀市で開催され、参加する。
幸福実現党の立候補予定者は欠席されたので三人の立候補予定者によって行われた。
 NPO活動で活躍されている阿部氏の巧妙な司会で進行され、参加者にとってはそれぞれの候補者の政策や違いがよくわかったのではないか。
 これらに対する評価はまさに有権者の手の内にあり、どの候補者を選ぶか、つまり、そのことがどの政党による政権を選択するかということにつながるのが今回の選挙である。
 テレビ報道などを見ていても、今回の選挙にあたりある党の候補者は政党でなく、候補者本人で選んでほしい、としきりに訴えているようだが、4年前の郵政民営化を争点とした選挙では決してそうではなかったはずだ。だからこそ刺客といわれる候補者が急な立候補にもかかわらず数多く当選して3分の2を超える議席を獲得した。その刺客といわれた候補がしきりに候補者本人を見て決めてくださいと訴える姿は実に奇妙である。
 もちろん候補者の資質を投票の判断材料にするのは当然であるが、現憲法下の議院内閣制では所属政党で候補者を選ぶという行動はむしろ自然であり、ましてや政権交代がかかった選挙ならなおさらである。
 自分の所属する政党を批判するような評価をし、また、マニフェストや党の政策方針と相容れないと思われるような政策を訴えていながら候補者本人を見て投票してほしい、あるいは政党の中から変えていきますと訴えることは政党政治の中では詭弁としか思えませんが、皆さんはどう思われるでしょうか。それなら無所属で出るほうが筋が通ると私は思います。


8月12日(水)
 昨日は終日9月定例会の補正予算案の説明があった。経済対策の続きの補正予算が大半である。限られた時間であったので今後時間をかけて政調会で議論していく。
 今日はお隣の南津田町の津田荘歴史研究会の会合に出席させていただいた。南津田町にゆかりの人物「津田親眞」が織田信長の祖先にあたるという話や中世の城郭があったという話、また石舞台古墳の話など大変興味深く、わくわくする話が多くある。
 今日はこの「津田親眞」の記念碑を皆の力で建立しようという会議であったが、地域の歴史を探り、誇りとし、まちづくりに活かしていこうというのは素晴らしい取り組みである。どうか、歴史の根拠となるデータも十分研究されて、歴史の新発見を成し遂げられることをお祈りします。


8月10日(月)
 午前中は厚生・産業常任委員会が開催され出席する。食の安全安心条例の素案の説明、インフルエンザ対策の改正、地域医療再生計画などについて説明があった。
 地域医療再生計画については医療機関の再編にかかわるもので100億円、医療連携にかかわるもので30億円の事業であり、現在医療圏域ごとに要望などを取りまとめている状態である。基本としては医師や看護師の不足に対応するものである。現時点では、東近江医療圏域、湖東・湖北医療圏域の2ヶ所に絞って検討が進められている。
 個々の自治体からは様々な要望や提案がなされていると思うが、決して個別の自治体への対応となるのではなく、医療圏域全体の再生、滋賀県医療の全体の再生につながる事業計画を立ててほしい。まさに、県の調整能力が問われる事業になると思う。
 医師不足については、研修医制度を原因とするもの、医学部の定員が少ないというもの、医療事故などリスクの高い分野に従事する医師が減ったことなど様々あげられるが、これだけの予算を使うのであれば長期的かつ広域的な観点で最終決断をしてほしい。議会としても今後の経過に十分注視して行きたい。


8月9日(日)
岡山学区防災訓練の水防工法実施の様子です。
 時折、強い雨が降る不安定な日曜日でした。
早朝から岡山学区防災訓練のため出かけ、自治会の皆さんによる放水訓練や消防団による水防訓練の様子などを見学させていただきました。毎年同じことをしているようですが、このように訓練を継続することにより、有事の的確な対応ができるのだと思います。雨の中町民の皆さん大変お疲れ様でした。
 午後は、商店街の夏祭りや有志のバーべキューパーティーなどに参加。どこでも最近は政党のマニフェストの話で盛り上がります。今日も期待の声、不安の声、やれるものならやってみーという厳しい意見など実に多くの意見をいただきました。
 特に、若い世代からの意見も頂戴し、大収穫の午後でした。
結論からいえば、説明責任を果たせ、有権者にわかりやすく説明せよ、ということです。そして、納得できる内容の使い道ならば増税にも理解を示すという意見も頂きました。国民のニーズをしっかりとらえることと、有権者に国のあるべき姿をしっかり示せることが政治家の使命です。


8月8日(土)
 今日は朝から事務所開きや決起集会の開催に追われ、夕方からは夏祭りなどでのあいさつで一日が終了しました。この時期は日本全国のイベントで国会議員はじめ政治家が走り回っているという感じでしょう。
 さて、今日のニュースは女優の覚せい剤疑惑であふれました。大学生の大麻使用をはじめ、有名人の薬物疑惑が数多く報じられるなど、日本中が薬やアルコールで病んでいるという状態です。
 私はかつて「びわこダルク」という薬物中毒から更生しようという団体のお話を聞きしたことをきっかけに、滋賀県の薬物依存に関する対応策について県議会で質問しました。
 県の健康福祉部や県警など関係機関が対策本部を設け、啓発などを含め対応策を講じていますが、薬物使用の低年齢化など深刻な問題があります。
 特に問題なのは薬物が意外と簡単に手に入ることだと思います。滋賀県では薬物販売の組織などはないようですが、大阪などの都会に行けば意外に簡単に手に入るということです。変な話ですが、需要と供給が満たされるので薬物被害が後を絶たないわけですが、薬で逃げても解決策にはならないことはおよそわかっているに、心の隙間に入り込んでしまうというのが現実なのでしょう。
 薬の中毒から立ち直るのは大変です。子どもが適切な年齢になったとき、薬の怖さを教育・啓発する必要があります。人間はすべてが強い意志も持っているわけでありませんので、危険なサインが出されたときに、その人を支える社会の仕組みや人間関係を作りことが大切です。


8月6日(木)
先月の17日、民主党や社民党、そして働く仲間がともに県の当局者に対して平和や核廃絶に向けた要望活動を実施した。
 8月6日は日本人にとって決して忘れることができない「広島に原爆が投下された日」である。そして二発目が8月9日に長崎で投下された。
 人類が今後決して犯してはならない大きな過ちである。戦争を終結するためとはいえ、もう既に戦闘能力が失われている国の非戦闘員がこれほど多く無残に殺戮された歴史的な事実は人類史上から決して消えることはない。このことに対してすべての人類が反省するならば、核廃絶に向かうしかない。
 核の抑止力を盲信し、核武装を平気で訴える人が後を絶たず、それに追随する人がいる現実をどう捉えたらいいのか、背筋が凍る思いである。
 私たちも毎年行っている平和教育の重要性や核廃絶に向けた運動を7月中旬に行ったが、日本の国が今後世界に向けてこのことをどう発信していくのか、新政権においても十分議論されねばならないテーマである。「友愛」という言葉に大きな期待がかかる。


8月5日(水)
 連日熱い日が続く中で、解散総選挙へ向けた準備が続く。本番はこれからだが、すでに日焼けでひりひりという感じだ。
 報道の中心は相変わらずマニフェストの中身の比較と各都道府県の知事の発言である。特に、橋本大阪知事と小沢さんの話は大きく取り上げられた。
 マニフェスト選挙、地方分権確立に向けてこれまで例のないような知事たちの発言、そして政権交代があるのか、ないのか、これらが今回の総選挙を代表する話題である。
 特にマニフェストについての有権者の関心は政治活動をしている中でもひしひしと感じられる。これは歓迎すべき傾向である、ただ単に若さだけを訴えたり、流行に乗るような選挙運動に自分たちの生活を託すようなことは避けなければならない。
 郵政民営化だけを訴えた劇場型選挙で多くの議席を政府与党に与えた結果、国民の生活がどのように変わってしまったか、この4年間を見ただけでもわかる。
 政局でなく、あくまで政策によって候補者が選ばれることを切に願うものである。
この近況報告をかいている途中にクリントン元大統領が拘束されていた女性記者を連れて米国に帰ったというビッグニュースが入ってきた。よかった。


8月3日(月)
稚魚の放流のため漁船で沖に向かう緑の少年団の皆さん。
 今日近畿地方の梅雨明け宣言が出された。
夏らしい快晴の中、水産協議会の主催による「漁業まつり」と魚介類慰霊法要が執り行われた。人間の食生活のためその命を捧げてくれた魚族の慰霊をするとともに、緑の少年団の皆さんによる稚魚の放流が行われた。
 琵琶湖における漁業は内水面での漁業であり、いわゆる資源管理型のものである。資源が枯渇しないように放流などの措置が必要であるし、また外来魚やかわうの駆除も必要である。水源の涵養のため山林の整備をし、農業排水による水質汚濁を防ぎ、母なる琵琶湖を守ってこそ、琵琶湖における水産資源の享受ができる。
 自然の本来のサイクルをしっかり守り、その中で人間もルールを守らなければ水産業も林業も農業もなりたたない。真の自然と人の共生が求められるのである。
 一昨年の11月に琵琶湖を会場に内水面で初めての全国海づくり大会が開催されたが、その成果をこれからも生かしていきたいと思う。


8月2日(日)
 8月に入ったが、近畿では未だ梅雨明け宣言はない。今日も朝から警報が発令され、滋賀県ポンプ操法大会は中止になり、次の日曜日に延期された。
 しかし、午後からは晴れ間が広がり、恒例のてんびんまつりは予定通り開催された。今日は他にも市内各地で夏祭りが開催され、子どもたちの歓声があちらこちらで聞かれた。
 さて、解散総選挙へ向けていよいよカウントダウンが始まった。全国どこの夏祭りでも立候補予定者たちが、知名度を高めようと駆け巡っている。
 2年前の参議院選挙に続く熱い夏の闘いになる。テレビ、新聞などの報道も連日各党のマニフェストの比較に余念がないが、要は国民のみなさんがどのように評価されるかである。
 今日、政権与党のマニフェストのこれまでの評価をした結果が発表された。評価したのは知事会や構想日本などの9団体である。平均点としては50点未満であり、大変厳しい結果となった。評価者に先日連合議員団会議の研修会で講演をお聞きした構想日本の加藤さんの名前があったのは大変興味深かった。事業仕分けの達人でもあり、今後の評価にも期待がかかる。
 発表したマニフェストに基づき、有権者の皆さんと対話を重ねていくとマニフェスト自体の精度も高まるように感じられる。これからも積極的に皆さんのご意見をお聞きしていきたい。


8月1日(土)
 今日は第2回の市平和記念式が行われ、来賓として出席、献花させていただいた。
市や社会福祉協議会、遺族会などで実行委員会を作り、昨年から開催している。
 宗教や団体を超えて市民全体で平和を祈り、戦没者に哀悼の誠をささげた。
子どもたちの平和を願う作文の披露や戦争体験者の講演なども併せて行われた。
 21世紀は人権・平和・環境の世紀といわれながらその実体はどうだろう。自然は破壊され地球温暖化はますます進んでいる、世界各地で紛争は続き、そして人権侵害は日本の国でも他の国でも絶えることはない。このまま進めば人類の未来はない。
 今こそ英知が必要である。ともに生きるという心、思いやりの心、本来人が持つ感性を今こそ取り戻さないといけない。
 こんなことを改めて考えさせられた一日でした。
 さて、今日から出来上がったばかりのマニフェストで有権者の皆さんと意見交換を始めました。高速道路の無料化への具体的な道筋や農家の個別所得補償とこれまでの農業政策とのかかわりなど多くのご質問をいただきました。
 国民の皆さんの期待を現実のものとするためにこれからも頑張りたいと思います。


   
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