5月30日(月)「東近江管内の県事業について懇談しました。」
朝から市内の要望や課題について市役所や関係機関で事情をお聞きしたのち、県庁へ移動、知事に面談し近江八幡市に関する課題について協議しました。 メガソーラーをはじめ、環境問題に関する話題が大きく報道されていますが、豊かな自然環境、地理的な優位性、環境に対する県民の高い意識など滋賀県の優位性を生かした政策が今後も展開されることを期待しています。 午後からは東近江環境総合事務所で管内の県会議員と執行部との懇談を行い、23年度事業を中心に意見交換をしました。東近江管内の河川延長や道路延長は滋賀県で一番多く事業費も多く投じられています。 最近の大きな事業では国道421号線の石ぐれ峠トンネルの開通があり、三重県への移動時間が大きく短縮されました。ちなみに東近江市役所といなべ市役所との時間は半分近くに短縮されたそうです。永源寺の観光客も大幅に増えているようです。 河川の整備状況は安心安全のバロメーターになりますし、道路整備は地域の発展に欠かせません。 公共事業は必要性、優先度はしっかり把握したうえで実施しなければなりませんが、必要な整備は粛々と進めなければなりません。 民主党の「コンクリートから人へ」という意味は無駄な公共事業をやめて財源を福祉・医療・教育に充てるということであり、安心安全の確保や生活基盤整備が重要な課題であることに変わりはありません。
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5月29日(日)「滋賀県肢体不自由児者福祉大会に出席しました。」
今日は湖南市で開催された滋賀県肢体不自由児者福祉大会に出席しました。あいにくの大雨の中、県下各地から重度の障がい者方やそのご家族の皆さんが参加され、琵琶湖学園の先生の講演や障がい者の就労に関するシンポジウムが行われました。 今、障害者自立支援法の見直しがされていますが、できる限り障がい者のみなさんのご意見や思いを取り入れた形の新法ができることを期待しています。 昼からはツッカーハウス保存再生実行委員会でご一緒している(財)近江兄弟社理事長さんの告別式に参列しました。 理事長さんとは先日の会議でご一緒していましたのに、突然の訃報に接し、ただただ驚くばかりです。生前のご功績に敬意を表しますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。 昼からは台風の影響で雨の勢いも大変強くなってきました。琵琶湖の水位も高く、日野川の氾濫が心配されるところでしたが、何とか夜には雨足も弱くなり、ホッと一息というところでした。この時期に台風が接近するとは思いもよらぬことで、やはり気候の異常が起こっているのでしょうか。東日本大震災の被災地の影響も心配されます。 今後もこうした大雨には十分注意をしていかねばなりません。
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5月28日(土)「近江八幡の葦文化。」
今日は午前中地元船木町の老人クラブ総会に出席、その後、日ごろお世話になっている方のご母堂様の葬儀へ参列、午後からは「葦と西ノ湖」について学ぶイベントに参加しました。夜は、地元自治会の総会へ出席、統一地方選挙のご推薦に対してお礼を申し上げるとともに、これからの抱負について語らせていただきました。 さて、葦と西の湖のイベントでは子どもたちによるヨシ刈りや記念のスケッチなどが行われました。 近江八幡と葦は切っても切れない関係です。葦産業は全盛期には及びませんが、今も近江八幡に根付いています。 省エネに向けて葦のすだれなどはこの夏の必需品です。葦の水質浄化の役割は重要で、また、魚の産卵場所として葦原の保存や再生も大きな課題です。 子どもたちにこうした歴史や葦文化が根付くことを期待します。
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5月27日(金)「シルバー人材センター総会に出席しました。」
今日は公益社団法人となったシルバー人材センターの通常総会に来賓として出席しました。 会員数は現在760名あまりで年間の受託金額はおよそ2億5千万円だそうです。 最近、国の事業仕訳で運営補助金が減額され、政府に批判が集まっています。本来自立した機関を目指す以上、自立できる収益がある団体は補助の必要はないのでしょうが、自立した運営について道半ばという団体には公的な後押しは必要です。 こうして見直した財源は子ども手当や高校授業料無償化などの新たな制度のために使われますが、単に補助金カットはけしからんというような自民党議員の発言はいかがなものでしょうか。 シルバー人材センターの運営役員さんのご苦労はお察ししますが、税金の使い方としては、けっして間違っているわけではありません。 例えば会員さんのご家庭でお孫さんがいれば子ども手当や高校授業料の無償化の制度の効果を受けておられるわけですし、農業をされていれば一反約3万円の戸別所得補償も受けられているわけです。 一律の補助金カットは良いとは思えませんが、運営補助金がカットされた、すべてけしからんというのはいかがなものでしょうか。議論の余地があると思います。 大震災の影響もあって経済が低迷する中で、団体の運営は大変ご苦労があろうかと思いますが、業務の拡大や受注額の増に向けて私たちも応援して参ります。
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5月26日(木)「メガソーラー誘致へ。」
今日は地元学区で身障厚生会支部の総会に出席、来賓として挨拶させていただきました。 東日本大震災では障がいを持つ避難者の皆さんがトイレの使用などあらゆる生活の場面で困っておられる状況があります。 発災時を含めて避難生活、復興時にどのような対応をするのか、いわゆる災害弱者に関して日ごろから対策を講じておくことが必要です。とりわけ、安否確認のためにも居住の状況を把握したうえで必要な物資の備蓄を進めるなど、きめ細かな防災体制を構築せねばなりません。 今回のような地震だけでなく近江八幡市では昨日ご報告したように日野川の氾濫による大規模な災害も予測されます。日野川のハザードマップでは地元岡山学区でも広くエリアに含まれていますので総会ではこうしたことへの備えについても申し上げました。 さて、メガソーラーが大きな話題となっています。 今回の原子力災害を踏まえ、他の自然エネルギーの活用が期待される中、ソフトバンクの孫社長がおよそ800億円を投じて国内10ケ所にメガソーラー発電所の建設計画を進められています。 こうした政策を進める「自然エネルギー協議会」がソフトバンクと府県で立ち上げられますが、関西広域連合も参加することが決まりました。 嘉田知事も24日の記者会見でメガソーラーを滋賀県に誘致したいとの意向を示しておられ、実現すれば地上だけでなく、琵琶湖上にメガソーラーを設置されることも考えられます。 滋賀県は2030年度に1990年比で温暖化ガスの5割削減を目指しており、その大きな推進力となる事業としても期待されています。
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5月25日(水)「日野川改修期成同盟会総会に出席。」
今日は野洲市で開催された日野川改修期成同盟会総会に来賓として出席しました。 昨日の近況報告でもふれましたが、日野川では5月11日の豪雨で桐原橋で約3メートル72センチの水位を記録するなど危険な状態になりました。また、日野町では橋梁が損壊し、橋に敷設していた水道管が流されて一部地域で断水するという事態になりました。 広域基幹河川改修事業で仁保橋付近まで下流4キロ区間の改修が概ね完成しましたが、まだまだ安心できる状況にはありません。広域基幹河川改修事業では年間およそ10億円規模で約30年間、総額300億円を投じる計画ですが、近年公共事業費が抑制される中で年間10億円の予算確保も難しくなっています。 民主党県連では昨年野洲川とともに日野川改修関連の予算増額を党本部に重点施策として訴えていますが、地元の議員として今後も強く要望を続けていきます。
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5月24日(火)「ゲリラ豪雨に注意。」
今日は朝から地元学区で行われた老人クラブ総会に出席させていただき、来賓として挨拶させていただきました。 どんなときにも温かく見守っていただいている地元の方々には心から感謝申し上げます。 午後は市役所へ出向いて、河川・道路などの担当の方に最近の課題などをお聞きするとともに、要望もさせていただきました。 最近、突然ゲリラ豪雨に襲われることが多くなっています。梅雨時や台風時でなくても突然の大雨に襲われます。 さる5月11日から12日にかけての豪雨のときも道路の冠水や河川の増水などで被害が出ました。 東日本大震災では全く想定外といわれる大規模な地震や津波で大きな被害がもたらされましたが、ゲリラ豪雨も想定以上の大雨となり甚大な被害を引き起こす可能性があります。つまり、これまでに経験がないところでの浸水やがけ崩れが大規模に起こる可能性があります。 取り越し苦労といわれる以上に心配して対策を講じることが必要な時代となりました。日頃から自分の身の回りの安全を点検しておくことが必要です。
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5月23日(月)「ツッカーハウスってご存知ですか。」
| ヴォーリズ記念病院の敷地内にあるツッカーハウスです。一度ご覧いただいて保存・再生支援の輪が広がることを期待しています。 |
今日は朝から大津で議会運営委員会と会派代表者会議に出席、6月定例会の日程が内定され、また今後進められる議会改革についてスケジュールや検討課題などについて話し合われました。県民の皆さんや有識者などのご意見を聞く諮問もされる予定です。 今回の統一地方選挙で私たちは議会基本条例の制定を訴えましたが、各会派も定数削減、報酬の見直し、県民に開かれた議会など多くの訴えをされました。 こうしたことも踏まえて、しっかり内部での議論を重ね、また県民のみなさんの声を集約しながら信頼される県議会を目指していきたいと思います。 午後は近江八幡へ戻り、身体障害者厚生会の総会やツッカーハウス保存・再生プロジェクト委員会に出席しました。 ところで皆さんはツッカーハウスってご存知でしょうか。 ヴォーリズ記念病院の敷地内にある旧近江療養院の建物で、ヴォーリズ氏を支えたツッカー女史の多額の寄付のもとに建設された先駆的な結核療養院ですが、現在では老朽化が進み、一時は取り壊しも検討されました。 しかし、ヴォーリズ精神を伝える貴重な建築物として保存再生の運動が広がり、今では近江兄弟社、建築家、市民有志の皆さんが結集して実行委員会が組織されています。 どういう方法で保存再生すべきか、技術的な問題について建築家をはじめ専門家の皆さんが英知を結集され、熱心に議論されています。 しかし、一番大きな問題は保存・再生のための費用です。公的な資金の投入があまり見込めない中で、頼るのは市民の皆さんなどからのご寄付になりますが、実行委員会ではどのような方法で賛同を得て募金運動を広げていくのか、検討中です。 ヴォーリズ記念病院にお出かけの節はぜひ一度この建物をご覧ください。 実行委員会のみなさんの熱意やヴォーリズ精神が多くの人に伝わり、保存再生への支援の輪が広がることを大いに期待しています。
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5月22日(日)「議会基本条例の制定に向けて。」
| 激しい雨風の中、水茎夢の郷委員会の皆さんによる「水田アート」の田植えが行われました。夏にはウサギの絵とガンバレ日本の文字が現れます。 |
今日は恒例の「水田アート」の田植えがあり、少しの時間ですが、お手伝いさせていただきました。あいにくの雨風でしたが、水茎夢の郷委員会の皆さんにより、干支であるうさぎの絵、そして「がんばろう日本」の文字が浮き出るように古代米などの稲が植えられました。 収穫の秋までには素晴らしい「水田アート」が出来上がっていることと思います。 ほんとに激しい雨風の中、お疲れさまでした。 午後からは「政策フォーラム滋賀」の講座に参加、京丹後市議会議長さんから「議会基本条例」についてのお話をお聞きしました。 私たちは今期のマニフェストで議会改革の一環として議会基本条例の制定を訴えました。2元代表制の中で議会の役割、あるべき姿、県民の皆さんへの報告、議員同士の討論、当局の議員に対する反問権など、決めるべきことは多くあります。 本来、地方自治法や会議規則などで議会の役割やルールが定められていますが、十分とは言えません。こうした中で地方議会ではこの近江八幡市も含めて「議会基本条例」を定めているところが多くあります。 議会でどのような議論をしているのか、議員の一人一人がどのような活動をしているのか、県民の皆さんにしっかりお知らせすることが当然必要だと思います。あわせて、首長が選ばれた民意と議員が選ばれた民意をしっかり機能させることが必要です。 首長はもちろん選挙で選ばれていますが、住民はその人にすべて白紙委任をしたわけではありません。4年間で行われる政策については、特に自らの生活に深くかかわることに対して議員を通して多様な考え方のもとでの是非の判断を求めるのは当然と言えるでしょう。こうした中でより一層、議会がしっかり機能するように条例が必要になってきます。
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5月21日(土)「選挙後久しぶりに街頭演説をしました。」
| 近江八幡駅前で県政報告をしました。 |
今日の午後、近江八幡駅前にて街頭演説をしました。 選挙後初めてということもあり、5月臨時議会で23億円余りの大震災対応の補正予算を可決したことなどを中心に県政報告をさせていただきました。 原子力災害対策などの安心安全対策の見直しなどはもちろんのこととして、子育て支援策や地域医療再生計画の推進、中小企業振興条例の制定などによる滋賀県経済の活性化など当面取り組むべき課題について報告させていただきました。 民主党にとっていまだに厳しい政治情勢が続きますが、反省すべきは反省して、今一度「国民の生活が第一」という原点に立ち返って、大震災からの復興という喫緊の課題をはじめ、当面する課題に対して真摯に取り組んで参ります。
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5月20日(金)「戦没者春季慰霊祭に参列しました。」
恒例の戦没者追悼春季慰霊祭に参列しました。 戦後66年を迎え、ご遺族の方の高齢化は進み、お亡くなりになる方も多くなりました。行政職員時代に私が初めて慰霊祭に参列させていただいてからでも、出席者はかなり少なくなっています。 ご挨拶の中でもふれられましたが、今回の東日本大震災で多くの方々が犠牲になられたことに対して、遺族の皆さんも同じ思いを共有され、決して他人ごとではない悲しみをお感じになったことと思います。 天災にせよ、戦禍という人が起こしたわざわいにせよ、多くの家族の命が理不尽に奪われることは筆舌に尽くしがたい悲しみであるとお察し申し上げます。 ご遺族の方々も被災地の一刻も早い復旧、復興をお祈りされていることを痛感しました。あらためてお亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈りいたします。 午後からは、市内の一級河川の状況、特に堤防の破損などについて現地確認をさせていただきました。その後、東近江土木事務所へ出向き、現地確認、対応などを依頼しました。 これから梅雨の季節を迎え、河川の増水などによる被害が心配されます。先日も集中豪雨でがけ崩れや田畑の冠水などの被害が発生しました。大震災の被災地のさらなる被害も心配されるところです。 災害に対する備えをすること、そして地震対策や水防対策などにおいては被害をしっかり想定することの重要性は今回の大震災で国民の皆さんが痛感したところでもあります。 河川管理者にとっても予算がありませんでは済まされない状況の中、優先順位をしっかり見極め、必要な対応はしっかりとしていく必要があります。 流域治水を進めるため、4月に県庁の組織に位置づけられた土木交通部の流域政策局が大いに機能することを期待しています。
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5月19日(木)「県議会正副委員長会議開催。」
今日は県議会正副委員長会議が開催され、出席しました。 内容については今年各委員会審議にかけられる県の基本計画や委員会活動全般についての協議です。 県議会のルールは地方自治法、会議規則、先例集などに定められていますが、実際の議会審議ではこうした取り決めで対応できないことも起こります。 そうしたときには対応を議会運営委員会で協議、決定されます。 今回、私は議会運営委員会副委員長に互選されましたが、先例は先例としても公平公正な議会運営を目指して改革できるものは改革していきたいと思います。 議会基本条例の制定を含めて、今回の統一地方選挙では議会改革や議員改革が公約として訴えられました。 県民の皆さんにとってわかりやすい県議会を目指すとともに、公平公正な議論の中で2元代表制の一翼を担う県議会の使命をしっかり果たして、県民のみなさんの幸せを実現できる滋賀県政を築いていきたいと思います。 地域主権が叫ばれる中、滋賀県から、地域から、大震災後の新しい日本の国の姿を描いていく、という意気込みをもって取り組んでいきます。
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5月18日(水)「産官学民連携によるまちづくり。」
きょうはある会合でかつての市役所の上司であり、現在は商工会議所でまちづくりを担当する先輩のお話を聞く機会がありました。 近江八幡市では産官学民連携によるまちづくりを目指して近江八幡市と滋賀県立大学、安土町商工会、近江八幡商工会議所が連携協定を結びました。 内容は文化振興、産業振興、地域活性化、省エネルギーや低炭素の暮らし、地域社会の発展と人材育成などで相互協定をするものです。 この目的を達成するためこれから株式会社などを立ち上げるそうですが、そのキーマンとして長年近江八幡市でまちづくりにかかわった先輩に白羽の矢が立ったということです。 近江八幡には町衆の心意気としてこれまで引き継がれてきたまちづくりへの情熱、進取の気象(気性でなくあえてこの字を使います)があります。しかし、こうした心意気が今はなくなったと嘆く人もいます。 こうした気概を取り戻し、近江八幡のもつ歴史・文化・自然・人材などの魅力を最大限に生かしながら、省エネルギーなど大震災後の日本のモデルとなるようなまちづくりに私も邁進していきたいと思います。
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5月17日(火)「県政概要説明会に出席。」
昨日から今日にかけて二日間県政概要の説明会が行われました。 県議会のメンバーも変わったので、県幹部の自己紹介と23年度予算の説明を受けるのが目的です。 現職については2月定例議会で審議済みの内容ですので復習ということになります。 4年前のことを思い出しながら、いよいよ新しい任期が始まるという実感です。 しかし、我々にとっても嘉田知事にとっても4年前と違って議会での数がありません。 かつて「ダム中止の意見案」について自民党系の議長によって流会による審議未了に追い込まれましたが、臨時会の召集で可決することができました。 しかし今議会では自民党の賛成がなければいかなる議案も通らないということになります。 昨年の知事選では圧倒的に嘉田知事が支持されましたが、今回の県議選では嘉田知事を支える立場の民主党と対話の会が過半数を制することができませんでした。正確な表現ではないかもしれませんが、県政でいわゆる「ねじれ」ができました。 2元代表制の中で是々非々でしっかり議論すればよいということになりますが、実際は嘉田知事にとっても我々にとっても苦しい県政運営になることは間違いありません。 県民の皆さんが望むものは何か、しっかり議論して次の選挙でしっかりご判断をいただくしかありません。
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5月15日(日)「再生委員会で対応を検討。」
民主党滋賀県連の役員会、幹事会が開催され、奥村代表の続投と再生委員会を立ち上げて今後の対応策をまとめることが決められました。 統一地方選挙の総括もされましたが、基本的には候補者たるものは風に頼らず、地道な政治活動や後援会活動を続けてしっかり有権者の信を得るということ以外にはないということです。選挙においても当然のことながら王道はないのです。 しかし、自分の政治理念や政策などについては、しっかり理解をいただくこと、そのための情報公開や情報発信をしっかりすることが重要で、このことができなければ有権者の支持や評価を得られないのは当然です。 野党から民主党は綱領がないからいざという時、判断がぶれるという批判をいただきますが、決してそうではないと思います。 もちろん、綱領の検討はされていますが、打ち出す政策の中に民主党の政治理念はにじみ出ていると思います。 2大政党である自民党の綱領を読んで私なりに判断してみましたけれど、実質の中身といえば「自民党は保守政党であるということと憲法改正をめざす」ということ以外にはなかったように思えました。他の内容は政党として当然目指すべきものが書いてある、という印象でした。 私は今の民主党に欠けるのは大きな決断をするときの決定過程だと思います。 国会議員、地方議員、党員サポーター、そして有権者の思いをいかにして日ごろからつないでおくかということが重要であると思います。 今後の国の行方を左右するであろう震災対応や原発などのエネルギー問題、いまは議論が前に出ていませんがTPPの問題などの大きな課題について思いをつないでおくことが大切です。
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5月14日(土)「統一地方選挙の総括。」
今回の統一地方選挙で民主党は県議選では現職4名、新人2名が落選し、現有議席17名が12名となり、近江八幡市議選では推薦候補2名のうち1名が次点に泣きました。 敗因については様々あると思いますが、国の情勢が逆風となっているのは紛れもない事実です。2大政党制へ移り行く現状では二つのうちどちらかが有権者に信を失えば、もう一方に支持が傾くのは当然であり、今回も政策で民主党が自民党に負けたとは思えません。 しかし、政権与党内のごたごたに有権者がノーの意思表示をされたのは確かであり、政党内にいるものとしてこのことを真摯に反省し、次の反転攻勢に全力を尽くす覚悟です。 大震災の復興予算の財源を得るため、見直しが必要になってきましたが、授業料の無償化や子ども手当の創設、農家の戸別所得補償制度などは政策としては間違っているとは思えません。まさに「国民の生活が第一」の政策であり、基本的な理念は正しいのですが、未曽有の国難を前にして見直しを図ることはやむを得ません。 いずれにせよ、個々の候補者はもちろんとして、民主党としての総括は当然必要であり、この週末に各選挙区や県連でも徹底的に検証・議論していきたいと思います。
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5月13日(金)「滋賀県経済の復活に向けて。」
昨日終わった臨時会の震災関連補正予算の中で観光振興のための予算がありました。 そのうち、震災の自粛ムードで沈滞気味の滋賀県の観光に勢いをつけるために約600万円のクーポン券の配布がありました。1000円券の6000人分で観光施設の入館料などに使えるものです。このことによる経済効果は1億2千万の試算となっており、臨時会では単なるばらまきではないかという声もありましたが、とにかくいろんなトライは必要です。 観光にせよ物販にせよ消費者がお金を使う気にならないと景気は回復しませんし、経済の活性化も望めません。 先の議会で住宅リフォーム制度の創設について請願が採択されましたが、県での予算化は殆ど図れていません。市町ではすでに実施されているところがあり、それぞれ経済効果を発揮していますが、制度のない市町の建築業者さんはその効果を受けられていません。そのためにも県での実施が望まれますが、商工振興担当も建築担当も腰が引けているという感じです。 加えて建築業者の皆さんは震災による建築部材の不足で大変苦労しておられます。 こうしたことへの対応は時機を失すると効果も半減してしまいます。 検討します、と時間をかけている間に取り返しのつかないダメージを受けることさえあります。 時には拙速ではないか、といわれるようであっても政治や行政の決断力は重要です。 必要な制度政策をタイムリーに打ち出すことこそ日本の復興、滋賀県経済の再生のため今必要なことだと思います。
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5月12日(金)「臨時会終わる。」
臨時会で質疑が行われ、23億円超の大震災対策補正予算が可決されました。あわせて委員会人事などが行われ、私は政策・土木交通常任委員会、経済雇用対策特別委員会に所属することになりました。あわせて、議会運営委員会副委員長をつとめることになりました。 議会運営のルールは会議規則などで決められていますが、中には決められたルール通りに発言しない議員も出てきます。こうしたことのないように、公平公正な議会運営のルールの中で論戦を戦わす、そんな県議会を目指したいと思います。 さて、臨時会ではありましたが、原子力災害対策の見直し、大震災の滋賀県経済に与える影響、新たな危機管理体制の構築、大震災に対する物的・人的支援のあり方など中身の濃い議論がなされました。 特に、原子力発電を見直す場合、代替えエネルギーをどこに求めるかは重要課題です。質疑の中では中止となっている大同川ダムを水力発電で再開すればというような唐突な話も出てきましたが、自然破壊やコストなど考えれば、無理筋の話といえるでしょう。 いずれせよ、新メンバーでの県議会がスタートしました。これまでの4年間と違って安定多数をもつ自民党と政権与党ではありますが少数会派となった民主党がどのような議論を交わすか、県民の皆さんも注目されているところです。 しかし、この未曽有の大震災から日本が立ち上がり、滋賀の経済を立て直すにはオールジャパン、オール滋賀で政治が取り組む必要もあります。 この点ではしっかりした協力体制で臨んでいきたいと思います。
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5月10日(火)「改選後の初臨時会開催される。」
今日は改選後の初臨時会でした。正副議長選挙などが行われましたが、ご承知の通り、自民党が独占しました。 自民党が過半数を占めているので当然ですが、議会の理想としては第1会派が議長、第2会派が副議長という構成です。 4年前は自民と非自民が24対23という拮抗した状況で我が民主党会派から議長が選ばれましたが、4年たって情勢は変わりました。 この統一地方選挙で民主党に逆風が吹く中、多くの議席を失ったので当然といえば当然の結果ですが、少しやりきれない気持があります。 民主党が有権者の信頼を失った結果、自民党へ票が流れたのでしょうが、明確な争点がない統一地方選挙でした。私たちも国会の状況を責めるだけでなく、反省すべき点はしっかり反省しながら、原点に立ち返り、一から県民の生活が第一の政治を目指して行きたいと思います。 明日は休会で12日に大震災関連の補正予算を審議して三日間の会期の臨時会が終わります。 6月定例会から本格的な議会が始まります。2元代表制のもと知事と議会の本格的な論戦が始まります。
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5月9日(月)「環境問題と農地の保全・農業振興。」
今日は環境問題、特に生ゴミのたい肥化に取り組んでおられる方のお話をお聞きしました。 家庭の生ごみを段ボール箱でたい肥化する啓発活動を5年近く取り組んでおられ、また、最近では特に、社員食堂などの生ごみをたい肥化し、農家で有機肥料として活用、その田んぼで取れたお米を社員食堂で使うという循環形態を実践されています。 生ごみのたい肥化は二酸化炭素削減にもつながりますし、今後こうした活動を行政としてもしっかりバックアアップする必要があります。 現在、環境こだわり米直接交付金の要件クリアーのための取り組みについて、いわゆる滋賀バージョンを検討中ですが、こうした取り組みが対象にならないものか、早急に農林サイドと協議しようと思っています。
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5月8日(日)「ゴールデンウィーク最後の日曜日は大忙しでした。」
| 「足伏走馬」。携帯で撮った写真ですので、いまひとつですが、雰囲気だけでもご覧ください。 |
今日でゴールデンウィ―クは終わります。 午前中は「八幡堀を守る会」の総会と草刈りでしっかり汗をかきました。堀の水がいつもより汚れている様に思えたのは田んぼのしろかき水が入っているからでしょうか。 水質浄化の試みがこれまでもなされていますが、なかなか効果が現れないのが残念です。とりあえず下水道への接続が当面重要だと思います。 午後は恒例の賀茂神社の「足伏走馬」という伝統行事に参加しました。好天にも恵まれ本当に多くの見物客でした。 現在、無形文化財として承認されていませんが、将来に向けてしっかり引き継いでいくため、こうしたことも今後検討すべきでしょう。 神事、そして7回に及ぶ2頭の競争で伝統行事も終了しました。関係者の皆さんお疲れさまでした。 夕方からは恒例の体育協会の総会に出席、長年にわたる体育功労者の表彰もありました。生涯スポーツの振興にはこうした献身的なボランティアの皆さんのご尽力が必要です。表彰を契機に今後もますますご活躍されますことをお祈りいたします。
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5月7日(土)「安全神話の崩壊。」
今日は終日書類整理などで過ごしました。 さて、今日の新聞報道の大半は浜岡原発の運転停止問題と生肉による食中毒事件で埋められました。社説もこの2点について見解が述べれらています。 まさしく日本の安全神話がもろくも崩れました。 当然のことながら安全安心の問題は今、日本の国の重要課題に違いがありませんし、国や地方自治体がその責任を負うのは当然ですが、安全安心を確保するために、自ら考え行動することが必要なことは言うまでもありません。 たとえば、生肉の持つ危険性を考えた場合、少なくとも子どもや高齢者は摂取を控えたほうがよいと思われます。 今は肉の刺身などのおいしさを知ってしまったので日常的に食べていますが、かつては火の通っていない肉を口にすることは避けていたのを覚えています。 食の安全に関しては行政として規制すべきはしっかり規制し、注意を喚起すべきことはしっかり喚起し、また消費者も正しい知識に基づき行動することを心がけねばなりません。 また、電気のない不自由さは冬場の停電を考えれば、容易に想像できます。 かつて、公務員時代に積雪によるかなり長時間の停電を経験しましたが、今の生活では電気がないと石油ファンヒーターをはじめ、ほとんどの暖房器具が使用できなくなります。 当時、市役所にそのことに対する苦情が殺到しました。 原子力発電を否定し、代替エネルギーが確保できなければ、こうした不自由さに堪えていかねばなりません。 ある新聞社の社説にもあったように今こそ国民的な議論を経て、日本のエネルギー対策の行くべき道を決定しなければなりません。
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5月6日(金)「静岡県御前崎市の浜岡原発の中止要請。」
今日は朝から政調会で5月臨時会の対応協議をしました。 大震災関連の23年度補正予算約23億円が提案される予定で、県の原子力災害対策の見直しや中小企業などへの支援策、震災の影響で低迷している観光対策、被災地への人的・物的支援の方法など、被災地支援策とともに県の防災対策についても問われることになります。 関西広域連合の中では橋本知事が脱原発と受けとれる発言をされており、他の知事の今後の対応が注目されています。滋賀県もお隣の福井県に原発を数多く抱えており、これまでは10キロ圏外ということで放射能汚染はないとされていましたが、今後見直しは必至であります。この臨時会でも嘉田知事の原発に対する姿勢が問われることになると思います。 おりしも、今夕、菅総理が静岡県御前崎市の浜岡原発について30年内に87パーセントの確率で起こるといわれる東海大地震への対応ということで中部電力にすべての原子炉の運転停止を要請しました。地元自治体や企業の反応は様々でしたが、今後国民的課題となるのは必至です。 私は防潮堤の設置や耐震構造の確認など安全性が確保されるまで今回のこうした判断は妥当であると思います。 原発の安全性が問われる中、代替エネルギーをどうするのか、省電力の方法、電力の需給バランス、企業や経済全体への影響など課題が山積する中、政府の原発対策や国民の意思はどの方向に向くのか、大いに議論すべき時であると思います。 現在、民主党が政権を担っており、国の原発対策は民主党が責任を負うのは当然ですが、これまで電力会社、官僚とともに原発推進をしてきた自民党が無責任とも思える政府批判を繰り返していることに対して怒りも感じています。同時に、民主党の中でもまとまりのある議論がされていないことが残念です。 これまでの検証、現状の把握、今後の安全性の確保など、与野党を超えた真摯で早急な議論を国でも地方でも進めることが必要であると痛感しています。
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5月5日(木)「ひむれの里茶会開催される。」
資料館主催の恒例の「ひむれの里茶会」が開催され、出席しました。京都から速水流宗家がお越しになり、近江商人の霊前に供茶をされるというもので初回から十数年を数えます。 旧西川邸では野立ても行われ、観光客の皆さんも楽しまれました。 近江八幡のゴールデンウィーク行事のファイナルは5月8日に加茂町の賀茂神社で行われる「足伏走馬(あしふせそうめ)」で、これは今の競馬の起源となるものです。 好天に恵まれ、盛大に開催されますことをお祈りしています。 東日本大震災の影響でこのゴールデンウィークの観光収入がどうなったのか、気にかかるところですが、一日も早い復興と日本経済の立て直しを目指していきたいと思います。 さて、生肉での食中毒死という悲しい事件も話題になっています。食の安全安心の問題はこれまでも「偽装表示」などで政治的課題となり、様々な対応がされてきましたが、またしても食品管理の盲点をつくような事件が起こりました。 O157などにからむ大量食中毒事件は過去、堺市などで起こっており、そうした教訓が生かされていない現実に愕然とします。 生肉の流通、摂取に国の明確な安全基準がなかったのは驚きですが、日常的に食しているものだけに、店の管理にゆだね、食べる人の判断では済まされない事態です。 滋賀県においても再度、食の安全安心について点検していきたいと思います。
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5月4日(水)「八幡の三大火祭 篠田の花火。」
今日は八幡の三大火祭である「篠田の花火」開催されました。3月の左義長祭り、4月の松明祭り、そして5月の篠田の花火でファイナルということになります。 伝統的な八幡の祭りを支えてこられた関係者の皆様に心から敬意を表します。 ゴールデンウィークが大震災の影響で観光地などの低迷が心配されます。 自粛ムード、あるいは被災地の皆さんが苦しんでいるときに私たちだけが楽しんでいるのはどうも気が引ける、こうした気持ちは当然のことですが、日本中が通常の暮らしに戻り、一刻も早く日本経済を立て直し、東日本大震災を復興させることが必要です。 国も一刻も早く復興関連法の整備、第1次補正に続く予算措置を実施して、被災者の暮らしを元に戻す努力をしなければなりません。与野党の垣根を越えた議論を期待します。
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5月3日(火)「今日は憲法記念日です。」
今日は憲法記念日です。学生時代は憲法記念日は必ずどこかで行われている記念行事に出ていましたが、最近ではそういう機会がなくなりました。 現行法の上位に位置する最高法規でありますが、憲法が人々の暮らしに生かされているという実感があまりないのかもしれません。 仮に憲法を改正しようと思えば、国会議員の3分の2以上の発議で国民投票にかけて2分の1の賛成が必要とハードルが非常に高くなっています。この国民投票のための法整備もなされました。 与野党を問わず改憲論議はされていますが、改憲実行を伴うまでの議論は進んでいません。 私は護憲の立場でありますので、こうした改憲手続きのハードルが高いことは了とします。戦後のアメリカによる押し付け憲法という人もいますが、世界に誇れる憲法であると思っています。要は憲法をくらしにどう生かしていくかが重要であり、そのためにも憲法を学校の社会科で学ぶだけでなく、生涯学習として学ぶことが必要でないかと思います。そのためにも憲法学者によるわかりやすい市民講座などを期待します。 さて、今日は午前中は書類などの整理で過ごし、昼からは知人のご母堂様の弔問などで市内を回り、夜は久しぶりに娘と食事をしながら近況報告を受けました。 明日から臨時会の準備など忙しくなります。
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5月2日(月)「改選後、初の全員協議会開催。」
朝から議員章の交付、そして全員協議会が開催され、新議員の自己紹介、知事はじめ当局職員の自己紹介もされました。 5月10日の臨時会で正副議長はじめ、県議会の役職が決定されます。 会派構成は私の所属する民主党・県民ネットワークが12名、自民党26名、対話の会5名、公明党2名、みんなの党1名、無所属1名の合計47名でスタートします。 4年前の拮抗した状況とは打って変わって自民党が単独過半数を制しました。 これも有権者の判断であると受け止めざるを得ませんが、私たちは過去においてダム問題の審議で県議会を流会にした自民党の議会運営を忘れることできません。 これから4年間、公平公正な議会運営が行われるように全議員に望むものです。 臨時会への対応を含めて会派の新しい政調会もスタートしました。谷康彦政調会長、そして私が政調副会長としてこれから一年間政策協議をしていきます。 ご意見等あればぜひお寄せいただきたいと思います。 さて、今日は連休で娘が下宿先から帰ってきます。私を支えてくれている家族が全員集合しますので、この機会にぜひコミュニケーションを図り、絆を深めたいと思っています。
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5月1日(日)「震災復興に向けた補正予算間もなく成立。」
| すべて手作りで整備されたお庭は多くの来訪者を楽しませてくれました。 |
東日本大震災復興に向けた4兆円を超える第一次補正予算が衆議院を通過し、今日から参議院での審議が始まり、明日5月2日には成立する見込みとなりました。 被災地復興に向けた課題は山積みでまさに第一歩にすぎませんが、県議会でも5月10日の臨時会において23億円余りの大震災関連の補正予算が提案される予定です。 その中には滋賀県の防災計画の中の原子力災害対策の見直し費用も含まれています。 県の原子力災害対策の想定では国と同様に影響を受けるのは10キロ以内という設定でですが、福島県の状況をみれば当然見直しは避けられません。 前にも申し上げたように、住民の安全・安心を担保する責任のある行政に想定外という言葉は許されません。早急に適切な見直しがされることを期待します。 さて、今日はご近所でガーディニングをされているお家を見学させていただきました。 しっかり手入れされたお庭は本当に美しく、心が和みました。ありがとうございました。
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