７月３１日（金）
今日で７月も終わりというのに梅雨明けはまだという状況である。報道によると遅い梅雨明けの記録更新かもしれない。夏は短くなるが、総選挙に向けた夏の闘いはますますヒートアップするだろう。
今日、自民党のマニフェストが発表された。この中には４年の任期を超えた約束もあり、この選挙のマニフェストといえないものもあるのではないかと思う。
後出しじゃんけんのような自民党のマニフェストが出てほぼすべて各党のものが出そろった。あとは国民の皆さんの支持をいただけるように、丁寧に説明することである。
ミニ集会などで多くの意見が出るのが高速道路の無料化である。渋滞の心配や道路の補修管理費用はどうするのかという意見である。
しかし、無料化すれば８兆円を超えるような経済効果もあり、国民一人一人の可処分所得も増えることが期待できる。運送業など恩恵を受ける業界も多いと思う。
今のマスコミの論調は財源問題などで大丈夫か、ばかりであるが、そもそも政権を担当する前からそう言われても今の国の金庫の中をすべて知らせてもらっていないのだからどうしようもない。むしろ無駄な支出で８００兆円に上る赤字を作ってきた与党の責任はどうなるのか。この事実を棚に上げて民主党の政策をバラまきというのは一方的である。財源は限られものであるし、新たな財源を生み出すには痛みを伴うこともある。
しかし、問題は今有権者が何を優先的に求めているかであり、財界や企業が何を求めているかではない。生活者を重視するのか、財界を重視するのかの選択の選挙でもある。
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７月２９日（水）
各党がマニフェストを発表する中、与党の自民党が最後となりつつある。政権与党であるなら一番にでも発表すべきだと思うが、どうも他の政党のマニフェストが出るのを待っていたような気がしてならない。
いわゆる、後出しじゃんけんのような格好で、野党のマニフェストをさんざんにけなしといて、最後にこれでどうだ、という感じで出すのはどうも大人げないと思うがどうだろう。
特に財源はどうすると閣僚がこぞっていっているが、これまで赤字国債を発行して好き勝手してきた責任はどうなるのでしょう。
要は政策として何を優先するのか、ということである。
これらマニフェストの功罪を判断するのはあくまで有権者であって、政党はしっかり説明する、有権者はしっかり判断して投票する。これしかない。
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７月２８日（火）
 | | ＨＥＦＬというハイテク照明を使って栽培された野菜。そのままちぎって食べられる。味も良かった。 |
今日は厚生・産業常任委員会の県内調査で長浜市のバイオインキュベーションセンターなどを訪問する。これはバイオ関連分野の創業及び事業化を支援することにより、産業の振興と雇用の確保を図るため、長浜市が設置したものである。
「インキュベーション」とは卵を孵化させ成長させるなどの意味があるが、転じて、ベンチャー企業などを国や自治体が支援して育成していく、ということになる。
現在、１４の企業が利用しており、その一部を紹介すると次のようなものがある。
日本アドバンスアグリ（株）では野菜工場として新しい光による野菜栽培を試みている。蛍光灯でなく、ＬＥＤでもなく、ＨＥＦＬというハイテク照明を使用している。
農薬を一切使わない安全栽培、天候に左右されない計画生産による安定供給などが注目される。このほかにも先進的な取り組みがされ、長浜バイオ大学とも連携している。
これからの成長分野として、滋賀県に新産業を生み出してほしいし、医療との連携にも期待が膨らむ。
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７月２７日（月）
 | | 研修会で講演する構想日本代表加藤秀樹先生。 |
午前中は市内の自治会長さんと交通標識の設置要望で市役所など関係機関を回りました。最近、車の流れが変わって出会い頭事故などが多発している箇所があるそうで、止まれの標識が必要とのことです。
大人の数だけ車がある時代になり、どこでも同じような状況になってきました。
宅地開発などにおいても交通対策をしっかり指導することがこれからも一層必要でしょう。
午後は大津へ移動し、連合滋賀議員団会議の総会と研修会に出席しました。
研修会では構想日本の代表加藤秀樹先生にお越しいただき、地方の自律ー現場から地方自治を確立するーと題して講演をしていただきました。
特に事業仕分けの手法とその成果については大変参考になりました。行政の無駄を排するためにも事業仕分けは大変重要です。
国や自治体が行っている事業について、事務事業レベルに、必要かどうか、外部の視点で、公開の場で、担当職員と議論して「不要」「民間」「国」「都道府県」「市町村」に仕分けていくということです。
このことにより３割から４割程度行政の仕事が整理できるのではないか。概念や抽象論でなく実態へ迫るということが重要だと再認識しました。
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７月２６日（日）
 | | 大宰府へ左遷される途中で菅原道真公が腰かけたという石。 |
お隣の南津田町の歴史研究会の皆さんが企画された遺跡ウォークに参加しました。
中世城郭跡や古代古墳の遺跡といわれる場所を目指して、山を登りながら、郷土史家の皆さんのお話をお聞きしました。皆さん実に熱心に取り組まれ、また研究もされています。まさしく夢とロマンのウォークでした。今は仮説の部分もあるのでしょうが、しっかりと史実を集約すれば歴史に残る、あるいは歴史を変える発見になるのかもしれません。
いずれにせよ自分たちが住んでいる地域の歴史を知り、誇りを持つことは重要です。
久しぶりにいい汗をかかせていただきました。
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７月２４日(金）
午前中、東近江土木事務所において日野川の管理について要望活動を行う。
日野川の河口付近の堤防の草刈りについては地元自治会によって年数回作業を実施していただいているが、かなり広範囲に及ぶうえに危険も多い。おまけに不法投棄も多く、その回収作業だけでも大きな負担となっている。これはまさにボランティア活動の域を超えており、作業従事者が高齢化している現状の中では抜本的な対応策を検討しなければならない。もし地元の協力を得られなくなれば、堤防は草で埋まり、不法投棄は増大し、また防犯上の問題も出てくる。今、土木事務所では刈り取り機の試行などに取り組んでいるとのことであったが、行政と地元のボランティア活動の良好なコラボレーションが今後の大きな課題である。
６月議会の一般質問の中でも指摘したが、行政がすべきことをしてこそ、住民の協力も得られ、真のパートナーシップやコラボレーションが生まれるのである。
河川や道路の管理については行政の責任であることは当然であり、もし住民の皆さんに協力を求めるのであれば、可能な限りそのための環境整備に努めなければならない。
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７月２３日(木）
山口県の豪雨被害で多くの人命が失われました。特に、災害弱者であるお年寄りが土石流の犠牲になったのは痛恨の極みです。近くでは砂防ダムで土砂災害を免れたという報道がありましたが、災害を受けた地域でも計画中の砂防ダムがもう少し早く完成すれば被害を防げたかもしれないと思うと本当に悔やまれます。
最近、梅雨明け時にこうしたゲリラ豪雨の被害が多発しています。異常気象によるものか、多発しているその原因は定かでありませんが、自然の脅威に対して人間は常に謙虚に対策を講じなければなりません。今回の災害でも事前に避難勧告を出すことが可能であったのではないかという指摘もされています。
今一度、土石流発生のさまざまなメカニズムの解明やその迅速かつ確実な対策法が構築されることを望みますとともに、犠牲になられた方々のご冥福と被災地の一日も早い復興をお祈りします。
さて今日は県庁で２０年度の決算状況の報告を当局から受けました。法人税や地方交付税の減は大きく今の地方財政の危機を改めて強く感じました。
詳細については近日中に公表されますが、将来への対策を講じるためにも決算特別員会ではしっかり議論していきたいと思います。
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７月２２日(水）
地方分権・行財政対策特別委員会の県内視察でびわ湖ホール並びに信楽の陶芸の村を訪問調査する。委員会の検討課題である外郭団体の見直しのための調査であり、それぞれの事業概要や利用状況について調査をする。
両施設ともすでに建設されてから１０年以上の歳月を得ており、現在指定管理制度を適用しているが、今後の事業実施や施設管理のいわゆるランニングコストが大きな課題となる。
もともと、この種の施設を一般会計からの持ち出しなしに運営することは難しく、要は税金を投入しても納税者が納得する役割を果たしているかが問題である。
もちろん受益者の負担は言うまでもないし、経営努力も必要である。もう一歩踏み込んで、視察の中でも申し上げたのだが、利用者だけでなく県民全体の意向を把握すること、あるいは事業の実施状況を広く啓発することにも努力を傾注することを忘れないでほしい。
びわ湖ホールについては財政構造改革プログラムの議論の際に、事業継続に向けて数万人の署名が提出された経緯もある。両施設とも全国的に注目されている施設であることから、存続意義と経営効率の観点からしっかり判断していきたい。
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７月２１日（火）
今日、ついに衆議院が解散され８月３０日の総選挙投票日へと向かう。
麻生総理は政局より政策が大切、政治空白は許されないと言いながら、これから２カ月近くの政治空白を作った。任期満了に限りなく近い、まさしく「追い込まれ解散」である。船舶検査法を民主党が審議しなかったと今日の記者会見で非難したが、総理は明らかに当初においては１４日解散を目指しており、船舶検査法の審議うんぬんを言う資格はない。このことは新聞報道でも取り上げられていたことだ。
言行不一致、そして身勝手な解釈は許しがたい。郵政民営化の劇場型選挙で得た多数の議席で今の日本をこんな格差社会にした責任を棚に上げて、市場第一主義をやめるとか、私は郵政民営化は賛成ではなかったとか、政権政党としての自覚は全くない。
今回の選挙はまさしく政権選択の選挙である。国民の皆さんに各党のマニフェストをしっかり見ていただき、これからの日本を任せる政党をきちんと選んでほしい。
二大政党制の確立によって、つまりいつでもとって代われる政党が存在することによって日本の民主主義は必ず成熟するはずである。
そのためにも今回の選挙は政治家にとっても有権者にとっても大きな試金石になるものである。
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７月２０日(月）
 | | 八幡堀の幸円橋から本町橋の間で５０組近い親子ずれでにぎわった「八幡堀釣り大会」の様子です。 |
夏休みはじめの三連休の最後の日となりました。「金魚すくい大会」「泥んこドッチボール大会」に続く夏休み子どもイベント第三弾？の「八幡堀釣り大会」が八幡堀を守る会の主催により開催されました。
私の事務所近くで開催されていますので観戦してきました。多くの親子連れが参加され、釣った魚の数、大きさ、量を競います。釣れる魚の種類はほとんどブルーギルでやはり生態系は変わってしまったという印象です。
亡くなった父がこの八幡堀で子どものころよく泳いだと言っていましたが、もう遠い昔の思い出となりました。
でも、この八幡堀はかつてのどぶ川から国の重要文化的景観第一号、つまり「景色の国宝」となるまでに整備され、年間３００万人近い観光客を呼んでいます。
子どもたちが魚釣りを通してこの郷土の財産に深い愛着を持ってもらえればこんな素晴らしいことはありません。主催者の皆さんに心から敬意を表したいと思います。
魚釣りの後はブルーギルのフライをみんなで食べる予定です。付き添いのお父さんやお母さんは大変お疲れだと思いますが、夏休みの絵日記のテーマとしては最高でしょう。御健闘をお祈りいたします。
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７月１９日(日）
 | | 自然の中で、泥んこになりながらドッチボールを楽しむ子どもたち。岡山学区ならではの魅力的なイベントです。 |
今日は早朝から恒例の消防協会八幡支部夏季訓練が日野川河川敷において開催され出席しました。各分団が連携しての火災防御訓練並びに水防訓練が迅速に行われ、日ごろの訓練の成果が遺憾なく発揮されました。これから、県のポンプ操法大会など消防関連の行事が続きます。最近は突然のゲリラ雨による被害が多発していますので、十分な警戒や訓練が必要です。消防団の皆さん、早朝からご苦労様でした。
このあと、岡山学区で第５回目の泥んこドッチボール大会が開催され、観戦に行きました。大人チーム、子どもチーム、小学校の先生チームなど多くの参加者が泥んこの中で楽しまれました。この大会は各地から注目され、テレビ局も取材に来られていました。今日の夕方にはみんなの元気な姿が全国ネットで放送されるかもしれません。
参加者の皆さん、そして準備された役員の皆さん大変お疲れ様でした。そして、会場を提供いただいた田んぼの持主の皆さん、ありがとうございました。
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７月１８日（土）
 | | 規定の時間に何匹金魚をすくえるかを競います。子どもたちの表情は真剣そのものでした。 |
梅雨はまだ明けてないようですが、夏休みの最初の土曜日の天気は上々でした。
高速道路では３連休を楽しもうという車が多く、渋滞していたようです。当然、１０００円の効果もあるのでしょう。この割引のおかげで利用者が激減したフェリーでは８割以上の割引を実施したそうですが、この先大丈夫でしょうか。
近江八幡でも夏のイベントが目白押しですが、事務所近くの会場で開催されている「金魚すくい大会」に参加してきました。私も久しぶりにチャレンジしてみましたが、惨憺たる結果で一匹もすくえませんでした。
この大会は大和郡山市で開催される金魚すくいの全国大会の予選も兼ねているということで大人も子どもも熱い戦いを展開しました。
この大会はNPO法人秀次倶楽部の主催で開催されたもので、近江八幡の開町の祖「豊臣秀次」の叔父「豊臣秀長」が大和国郡山城主であったことなどのご縁で開催されているそうです。
親子づれで大変多くの方が参加され、きっと思い出に残る夏休み初日になったことと思います。今日は他に市内でも夏祭りが開催され、いくつか参加させていただきました。総選挙対策も含めて連日忙しい日が続きます。
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７月１６日（木）
今日は県議会の閉会日であり、３４０億円あまりの補正予算案や近江八幡市と安土町の合併議案などが賛成多数で可決された。
両市町の合併に関連して、安土町ではリコール請求が行われるなど、合併を進めた町長の責任が問われているが、今回の合併申請については法定協議会における協議や両市町議会での議決を得るなど、法に照らして手続き上の瑕疵もなく行われたものである。
県議会の議決を得ることを定めている地方自治法の立法趣旨を考慮しても、この合併が滋賀県全体の県益を損なったり、滋賀県民全体の不利益になるものでない以上、粛々と議決すべきものとわが会派も判断したものである。
住民の皆さんの思いも様々あると思うが、決した以上、両市町の住民の福祉向上と新市の発展のために全力を尽くすのみである。
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７月１５日（水）
 | | 国道４２１号線の日登美山荘付近から数分車で行くと「京の名水」がある。 |
午前中、滋賀県と三重県で構成する国道４２１号整備期成同盟会総会に出席する。
この国道の滋賀県と三重県境は冬場は雪で通行止めになるなど、早急な整備が求められていたが、今年一月には石ぐれ峠のトンネルが開通した。現在、トンネル内の整備を進めているが、開通すれば桑名市までの時間は大幅に短縮される。
合わせて、黄和田地区などで危険個所の整備も進められている。
通称「八風街道」と呼ばれるこの道路は長く多くの人々に利用されてきたが、このトンネルの開通で両県にとって新しい時代を迎えることになる。
この道の沿道には「京の名水」と呼ばれる山水が流れる個所があり、先日もおいしい水をいただいてきた。人にとっても、そこに住む動物たちにとってもやさしい道づくりをこれからもすすめてほしい。
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７月１４日（火）
今日の国会で衆議院では内閣不信任案、参議院では首相問責決議案が提出され、不信任案は否決されたが、問責決議案は可決された。
麻生おろしに奔走している議員も不信任案には反対するというわかりにくい構図になっているが、この局面で自民党の公認を外されるのは困るということか。
北朝鮮貨物検査特別措置法という重大な法案を審議せず問責決議案を野党が可決したことを与党や読売新聞社説が非難しているが、もともと麻生総理自身が１４日に解散して法案の審議をするつもりがなかったことをどう説明するのか。
まさに、その迷走ぶりがうかがえる。いずれにせよ、総理が政治空白を作らないとこれまで繰り返し言いながら、すぐの解散でなく、任期満了ギリギリの８月３０日に投票日を設定し、結果として大きな政治空白を作りだした。この責任も大変重いと思う。
いわゆる政局は終わった。今は与党も野党も早急にマニフェストを発表し、国民の信を得るため選挙戦を精一杯戦うことである。
この総選挙は国民みずからが政権を選択できる、そして日本の未来を決める選挙であることは間違いない。
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７月１３日（月）
昨日の東京都議選で民主党が第一党となり、自民などの与党が過半数を失った。これを受け総理は解散総選挙の日程を８月１８日公示、３０日投票と決めた。
しかし、麻生総理では戦えないという自民党のメンバーが両院議員総会で総裁選の前倒し、つまり総理の首のすげ替えを画策しているというニュースも流れている。
この期に及んでいつまでこんなことをしているのか。小泉元総理による郵政選挙以来、すでに安倍、福田、麻生とすでに４人目の総理を選んで、また５人目の総理を選んで選挙用の顔を作ろうとする。雇用、経済、社会保障など国民の生活がギリギリのところまで来ているのに何をかいわんやである。
今は、それぞれの政策、マニフェストを掲げて国民の審判を早急に仰ぐべき時である。民主党に政権担当能力があるのか、ないのか、これは国民の皆さんが判断することであり、今の与党が判断することではない。
大きく日本が動いた月曜日である。今日は午前中、かねてよりご相談を受けていた事故多発地点の交通規制の要望をお聞きし関係機関の調整などで動いた後、午後は民主党の支持者まわりや総選挙関連の情報収集、その対応に追われた。
いよいよ決戦の時が来た。「国民の生活が第一」の政治をめざして政権交代を実現するため、２００７年「逆転の夏」から２００９年「決着の夏」に挑む。
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７月１２日(日）
 | | 見学台に上り、西川委員長から説明を受けながら子どもたちとともに水田アートを楽しむ嘉田知事。私もご一緒させていただきました。 |
以前に紹介させていただいた元水茎町の田んぼに描かれた「水田アート」について昨日、嘉田知事が視察にお越しいただきました。田んぼには数万匹の二ゴロブナの稚魚も放流されており、その成長を楽しみにしているところでもあります。
西川水茎夢の郷委員長がこの水田アートの取り組みの説明をされたあと、子どもたちと一緒に見学台から数種類の色の違う稲で水田に描かれた牛の絵をご覧になりました。
年々、その技術は洗練されたものとなり、来年以降もどんな水田アートが完成するか、大変楽しみです。
新聞やテレビで紹介されたこともあり、土曜、日曜には今も多くの人が訪れます。昨日も偶然来られて、嘉田知事に出会い感激した、とおっしゃる御夫婦もいらっしゃいました。
小さな町で取り組まれている事業ですが、その中には農業や環境に対する住民の皆さんの熱い思いが込められています。
滋賀県や行政もこれからぜひ後押しして行きたい企画です。
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７月１１日(土）
 | | 神事の後、このトラックで「竜神よし」を大阪天満宮に運びます。 |
近江八幡和船観光協同組合さんの「竜神よし」奉納の行事があり参加させていただきました。これは大阪天満宮の天神祭に際し「茅の輪」として用いられるものを奉納するもので大阪天満宮の大門に「大茅の輪」として設置されるそうです。
「よし」は水を浄化する性質をもっていることから輪をくぐることでお祓いをする御利益があるとされています。
「竜神よし」の刈り取りにご一緒させていただきましたが、水の上は涼しく、景色も緑一杯で水郷は本当に近江八幡の宝であると感じました。まさに「近江水の宝」です。
船頭さんのお話を聞いていると水郷の植物の生態系も昔と違って変わっているようですし、よしに関する保全のための条例も一長一短があるように伺いました。
しっかり検証してこのヨシを守り、未来にしっかり残していきたいと思います。
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７月１０日（金）
今日は厚生・産業常任委員会が開催され、観光商工労働部に所管する事項について審査する。補正予算の審議、県障害者雇用支援センター、県国際協会など関連する財団法人の事業計画の報告などが行われた。あわせて、現在の労働環境や雇用情勢についての報告もなされた。
私も委員会で何点か質疑をしましたが、主なものは次の通りです。
� 〆２鵑領彁�の雇用対策で県、市町で臨時雇用が創出されたが、たとえつなぎ的な目的であっても可能な限り継続雇用につながるものにしてほしい。自治体の臨時雇用であれば、基本的に６カ月という期限があるが、公益法人やNPOへの雇用に振り替えていけば効果さえ上げれば継続雇用につながる道がたとえわずかでも広がるはずである。単に予算を消化するだけでなく、できるだけ前向きの努力することが、今の国民の生活を支えることになる、と指摘させていただいた。
�◆‐磴�い者の雇用については法で雇用人数の達成率が決まっているが、意外に地方自治体で達成できていないところがある。自治体によっては障がい者向けの枠を作って募集しているところもあるが、障がい者が退職した後、補充されていないところもあるように仄聞している。
特に、障害の程度の重い人を対象にした雇用は公共団体のほうが受け入れやすいように思えるので県障害者雇用支援センターの施策を活用して、自治体を含め公共団体での雇用機会が増えるように対応をお願いした。
�� 今、関西広域連合構想が検討されており、その中の事務として広域的な観光施策が県の検討事項となっている。広域的な観光振興についてはやり方を間違えれば費用対効果が少ないものになってしまう可能性がある。やるなら、どういう戦略で取り組めるのか、対象は外国人観光客か、国内向けかなどターゲットやコンセプトをしっかり持たないと人とカネの無駄になる。その点の指摘をさせていただいた。
他にも多くあるが、今議会で審議時間が一番長かった委員会であり、医療、福祉、雇用など今の日本の国で大きな課題となっている事項を所管している委員会だけあって中身は大変濃いものになっている。一年間、しっかり調査研究して施策に生かしていきたいと思う。
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７月９日(木）
今日から各常任委員会が開催される。私の所属は厚生・産業常任委員会で今日は病院事業庁並びに健康福祉部所管事項の審査を行う。
病院事業会計の補正予算ではペットCTや最新の放射線治療機器など購入に８億円余りが計上されている。がん拠点病院として最新の設備に加え、優秀な人材を配置して滋賀県のがん治療のレベルを上げるとともに、均てん化に寄与してもらいたい。
健康福祉部では国の補正予算に伴う介護職員の待遇改善や福祉施設の長寿命化などの補正予算が計上されている。
介護職員の待遇改善の予算は結構なのだが、これは３年の期限付きのものであり、その後をどうするという問題が現場にはある。次の介護計画の中で対応したいという県の答弁であるが、これも何の保証もない。介護職員の待遇改善については景気対策のようなものでなく、もっと抜本的な対応が必要である。そうでなければ介護現場の人材不足はまだまだ続くだろう。
他には自殺対策のための基金創設がされる。毎年全国で３万人以上の人が自殺し、滋賀県でも３００人以上が自殺している。この数字は世界的にも高い比率で日本の社会の大きな問題点となっている。自殺の原因はうつ病などの精神疾患から多重債務などの経済問題まで多種多様である。相談窓口などもあるが、利用されることなく自殺に至っているケースも多い。行政も広範囲に防止策に取り組まないと自殺者の数は減らない。
この問題は今の社会の抱える病巣であり、組織的なそして専門的な取組が必要であると思う。
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７月８日（水）
昨日で一般質問が終わり、明日から委員会審議が始まります。今日は休会日となりましたので日野川改修、道路整備、文化財調査などの要望整理のため市役所をまわりました。あわせて、現在医療の分野で課題となっている臨床研修制度について勉強しました。
私が行政で仕事をしていた時代には医師は大学の付属病院からいわゆる医局というシステムの中で確実に派遣されていたように思います。小児科医が転出すれば代わりの小児科医が派遣されるという具合に過不足なく医師は定員通り配置されていました。
それが、医師の臨床研修制度が導入されてからは研修医は自由に勤務する病院を選べる、その結果、人気のある都市部の病院に研修医が集まり、地方の病院からは医師が消える。いわゆる、現在の医師不足と臨床研修制度の問題です。
これに対して、そうではない、臨床研修制度によって医師の質の向上が図れているし、医師不足とは関係ないという意見も多くあります。
現在、厚生労働省などによる臨床研修制度の見直し検討結果が発表されていますが、これに対しても賛否両論あります。
運用の中で研修期間が２年から１年に短縮されると問題であるという指摘もあります。かねてより指摘されている医師不足問題、これは医師を増やせば医療費が増えるという単純な考えで医学部の定員増を抑制してきた国の責任があると思いますし、医師の偏在（これは地域と診療科の両方）があると思います。一方、臨床研修制度により医師の資質向上が実現しつつあります。
しかし、今の現実の医療情勢を見れば臨床研修制度の何らかの見直しは必要だと思いますし、何よりもっと長期的な展望をもった医療政策を国が持つ必要があります。
これは都道府県も同様だと思います。
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７月７日（火）
今日は七夕。言われてみるとああそうか、という感じで季節感を失いそうなほど毎日忙しく過ごしています。今日は一般質問の四日目。５人うち３人が民主党・県民ネットワークの議員が占める民主デーでした。
さて、衝撃の走ったパチンコ店放火殺人事件の犯人は山口県で自首し、逮捕されました。
動機は「誰でもいいから多くの人を殺したかった」「仕事もお金もなく人生に嫌気がさした」。苦しい思いをして殺されたものはどうなるんだ、犠牲者が全く浮かばれない卑劣な犯行だと思います。
理由のない大量殺人が続いています。世の中が確実におかしくなっていると思う。その人間の資質によるものとかたずけることはできないほど、この種の事件が多発しています。
逆に、殺意を人に向けるのでなく、自分に向ける、つまり自殺する人が年間全国で３万人を超えている(滋賀県では約３００人余り）ことと無関係とは思えません。
この県議会でも自殺対策の基金の創設や防止策に関連した質問がありましたが、自殺者は後を絶ちません。
やはり、社会全体に閉そく感が漂っているということでしょうか。事件の背景を分析することさえ虚しく、悲しい事件でした。
犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。
(お知らせ）民主党滋賀県連では政治スクールの受講生を募集しています。滋賀県内に在住、通勤、通学する満１８歳以上であれば誰でも参加できます。関心のある方は次にアクセスしてください。
民主党政治スクール
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７月６日（月）
 | 「地域、学校、家庭における子どもの安全について」
一般質問をする。 |
一般質問三日目。４番目に登壇して「地域、学校、家庭における子どもの安全について」知事、土木交通部長、教育長、警察本部長に質問する。
質問の中心は知事マニフェストにもある小学校への警備員配置。
近江八幡市でも２００１年の付属池田小学校の児童殺傷事件以来、各小学校に警備員を配置していたが、機械警備への見直しからこの４月から廃止された。
同じようなことが池田市においてもあり、補助金などが廃止された、あるいは予算化されないという事由がその背景にあるようだ。
現在実に多くの学校ボランティアの皆さんが子どもたちの登下校で見守り活動をしていただいている。地域でこうした動きは活発ではあるが、やはりどこかでプロの目が必要である。
最近、駅や歩行者天国などの人の集まる場所で無差別殺人が起こっている。昨日も大阪のパチンコ店で放火があり、４名の尊い命が奪われた。
学校がこうしたターゲットになれば、また幼い命が奪われかねない。
確かに安全を守るためにはお金はかかる。しかし、そうであっても納税者には納得してもらえるはずだ。行政がその役割を果たしてこそ、地域の協力が得られ、コラボレーションやパートナーシップが生まれると信じている。
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７月４日(土）
 | | これが絵札の見本です。１２枚セット１０００円で各商店街で売っていますので、ぜひお試しください。 |
京へ続く道「京街道」はかつて朝鮮通信使が行列をしたてて通行したという歴史のある街道です。今日はその京街道商店街並びに西京街道商店街の主催による七夕祭りに参加させていただきました。かつてはにぎわった商店街も空き家が目立つなど、元気がなくなってきていますが、ここではかつての歴史的なにぎわいを取り戻そうと頑張っておられます。この街道の要所には願成就寺といういろんな願いをかなえてくれる由緒あるお寺があります。
通称「観音山」といって私たちの子ども時代の遊び場でもありました。東京の懐かしい下町の風情を残しているということで映画の撮影場所にもなった場所でもあります。
そこには絵札に願いを書いて奉納する絵札奉納所があります。
このお札は引き札といって客を引く、商売繁盛にもつながるということです。
私も早速「政権交代実現」というお札を書いてみました。
初めての方はぜひ一度お越しください。
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７月３日（金）
代表質問の二日目です。民主党からは西川（敏）議員が介護保険制度について質問しました。介護度の認定基準の改正(改悪といえるもの）により要介護度の認定が実態と合わなくなってきている。再度の見直しが必要であり、国に強力な働きかけをしなければならない。この背景にあるのは社会保障費の削減対策か、と思うと怒りがわいてくる。
今議会では地方分権のあり方について知事に質問が相次いでいる。民主党の代表質問でも取り上げたが、あの橋本大阪府知事が「ぼったくりバーの請求書」と表現した国の直轄事業の地方負担分などの問題である。
県議会では県が市町に求めている公共事業の負担金の是非について指摘されている。
民主党の代表質問に対して知事は県の公共事業にかかる市町負担金について市町に対しる説明の場を設けているが、今後一層透明度を上げる取り組みを進める、と答弁されている。ちなみにこれらの負担金は県の議決事項になっているものが多い。
委員会などでは市町の合意を得たものであると説明されている。
地方分権を議論するとき、国と都道府県や市町などの自治体との関係、あるいは県と市町の自治体間の関係などがあるが、国、都道府県、市町という三層構造の中でのさまざまな議論がある。
しかし、決して忘れてはいけないのは主役つまり主権者は住民であるということである。当然ことながら近江八幡市の住民は国民であり、滋賀県民であり、近江八幡市民である。国、県、市町が住民の福祉のためにそれぞれの役割を無駄な二重構造にすることなく、果たしていくことが重要である。
そう思うと、今の与野党の総選挙対策と思われるような政策論議でない政局の論議は国民の思いとかけ離れたものになっている。今本当に、雇用や生活の問題で国民は疲れ切っている。今のような政局を全面にした議論を繰り返していたら政党に対する期待感は薄れる一方である。雇用を確保し、生活を安定させ、その結果景気を回復させるにはどうすればいいのか、国民の皆さんにしっかり見える議論をしたうえで総選挙の審判を仰ぎたい。
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７月２日（木）
今日から一般質問が始まる。民主党からは九里議員が登壇し、ドクターヘリの配置とRD最終処分場問題について質問する。
ドクターヘリについては関西広域連合での共同運航を検討するという域からでなかった。RD問題関連については明日国会で産廃特措法の延長法案の趣旨説明が行われる。
成立には環境省の抵抗もあり、かなり難しい状況がある。しかし、何とか時限立法の延長をしてもらわないと財源の確保ができなくなる。
ほかには対話の会の沢田議員の合併に関する質問が注目され、傍聴者も多くあった。
質問のポイントは町長リコール問題であり、９月でも議決は間に合うのではないか、という質問があったが、総務部長は電算システムの変更や条例の整理など９月では間に合わないという見解を示した。
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７月１日(水）
 | | ヴォーリズ記念館です。中に入らせていただくとタイムスリップしたような気分になれます。(本文と関係はありません） |
今日から７月に入った。テレビで報道されたように九州では記録的な豪雨で温泉地帯などで大きな被害が出た。新型インフルエンザの風評被害のうえに追い打ちをかけるような天災で経済的なダメージは非常に大きいと思う。被害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈りいたします。
私は今日は午前中、原水禁平和運動の一環として、組合の皆さんと地元近江八幡市役所をはじめ安土町や東近江市を訪問し、平和活動への取組、核廃絶への働きかけ、人権侵害救済法の制定などの要望をする。
最近、自衛隊の元幹部が核武装を訴えたり、総理が核実験の情報を事前に国民に伝えなかったりと、平和活動を進める上で危機的な状況が生まれている。
平和、人権、環境への取り組みは人類が結集して一人一人身のまわりでできることから取り組み、その大きなうねりがなければ前へは進まない。私にとっては関係ないという姿勢でなく、平和な社会へ向けて祈りをささげるだけでも価値あることだと思う。
これからもこのことをしっかり訴えていきたいと思う。
午後は県庁へ移動し、一般質問の整理や調整を行う。
明日からの延べ４日間、一般質問が行われる。解散総選挙が早ければ８月上旬にも行われるという情報が飛び交う中で落ち着かない６月定例会となったが、すべきことは粛々と実行していく。
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