12月31日(月)
今日でいよいよ2007年が終わります。各新聞は今年の10大ニュースをそれぞれ選び紹介していますが、皆さんにとってはどんな年だったのでしょうか。 私の一番のニュースはもちろん県議選に立候補したことですが、その後の臨時県議会で民主党から県議会議長が選出されたこと、参議院議員選挙で民主党が大勝利をしたことなど政治に絡むものがほとんどです。 我が家の10大ニュースといえば、これもいろいろありますが、家族のプライバシーもありますのでとりあえず内緒にしておきます。 今年は特に日本の世相を繁栄してか、社会や人の乱れが多かったのが残念です。 突然、理不尽に命が奪われる、こんな大変なことが日常的に発生したこの一年でした。 猟銃による殺人や事故、弱い女性や子どもを狙った強盗や殺人の多発など目を覆いたくなるような惨事が続きました。 私は生まれつき人間は善であるという性善説をとりますが、こうした残酷非情な人間を作り出したのはその人の育った環境、教育の不十分さ、そしてこのような犯罪に追い込んだ社会に責任があるとだけいえるのか。悩ましい話です。いのちを突然奪われた本人はもとより、家族の悲しみ、無念さを察すると、「罪を憎んで人を憎まず」とはなかなか思えないのも事実です。 人のものを盗んではいけない、人の嫌がることはしてはいけない、人を傷つけてはいけない、相手の身になって考えて、などこれらは道徳の基本であり誰もがどこかで大人に教えてもらったことですが、しっかり社会の中に根付いていないということでしょう。 道徳が押しやられ拝金主義や弱肉強食が当然だというような社会に問題ありと思うのは私だけではないと思います。こうしたことが来年は起こらないように祈ります。
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12月29日(土)
昨日、官公庁は仕事納め式を行い、民間企業の多くも今日から年末年始の休暇に入ります。年末年始の期間、休み無しで営業する業種もあってそれぞれお正月の過ごし方は様々ですが、一年間の自分の人生やまわりの社会をじっくり振り返り、来年の抱負を考える時間を持つことは重要です。 私自身、この一年間、統一地方選挙、参議院選挙を経験し、また6月、9月、12月と三回の定例県議会で質問をさせていただくなど、地方自治や地方政治についてこれまでの人生とは違った形で勉強させていただいた貴重な一年でした。 福祉、医療、教育など住民の生活に直結した施策の充実は最重要課題でありますが、当然のことながら財源の確保も必要です。 無駄な大型公共事業はやめるべきですが、ハード事業でも道路や下水道などの生活環境整備は計画的に進めなければなりません。 限られた財源の中で住民の皆さんのニーズをしっかりとらえ、優先順位をつけながら着実に事業を進めていく知事はじめ市町長の責務というのは重くストレスも多い仕事です。 特にマニフェスト選挙となっている今、任期の4年間でマニフェストをどこまで達成できたか、ということが大きな評価基準になることは当然ですが、マニフェストのあり方というのは研究者の定義のみならず、有権者の考えも含めて検討することが必要です。 今回の県議会でも県の基本構想と知事のマニフェストの整合性がどうか、ということが大きなテーマになりましたが、一番大切なのは選挙という手段で候補者を選んだ有権者がその候補者のマニフェストなり、その実効性をどう評価しているかです。 議会の中での議論だけでなく、県民が嘉田マニフェストをどう評価しているか、時間がかかってもしっかり検証していくことが重要です。
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12月28日(金)
現在、市内各地の自治会では消防団員、特設消防隊員、自治会役員などを中心に年末警戒体制に入っています。そして、住民の皆さんが安心してお正月を迎えられるように、連日夜遅くまで町内の巡回活動を続けておられます。大変お疲れ様です。 私も、地元岡山学区の分団長、連合自治会長をはじめ関係の皆さんと一緒に各自治会を激励のため訪問させていただきました。 最近、各地で大規模な火災で貴重な人命が奪われたり、悪質な放火事件が発生するなど、日本の社会全体に不安が広がっています。加えて、何の関係もない人たちが突然巻き込まれる凶悪事件が多発するなど、安心安全な社会づくりが大きな課題となっています。 警察、消防など関係機関も全力で安全対策に取り組んでおられますが、人員に限りがある中でそれぞれの地域住民の安心安全に対する取り組みが極めて重要になってきます。 ボランティアの皆さんが活発に防犯活動に取り組まれ、まち全体がきれいに整備されていると犯罪者も近寄れなくなります。そのためにも住民同士のコミュニケーションを図り、お互いに見守りあえる社会づくりに向けて努めなければなりません。 近所づきあいはときには煩わしく思えるときがあるかもしれませんが、健全な社会づくりの原点でもあります。おせっかいと思われてもみんなが周りのことに関心を持つことが大切だと思います。
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12月27日(木)
| ネットワーク会議で地方財政制度について講演する小室立教大学教授。 |
連合滋賀議員団ネットワーク会議で地方財政制度の研修会が開催された。元総務省自治税務局長で現在立教大学特任教授をされている小室裕一氏から三位一体改革、地方交付税制度、来年度決算から適用される財政健全化法の動向などについて2時間にわたって講演いただいた。 話の中心は地方財政に大きな影響を与える地方交付税制度と現在新聞紙上でも報じられているガソリンの暫定税率の問題であった。 皆さん御承知のとおり、民主党がまとめた税制改革大綱の中で道路特定財源の暫定税率廃止が打ち出された。もちろん、来年の通常国会の大きな争点になることは必至である。 暫定税率が廃止されればガソリン価格は1リットル当たり25円安くなる。しかし、地方道路整備水準を確保するための財源確保をどうするか、という議論は当然しなくてはならない。 国民生活の安定、長期的な社会基盤整備などあらゆる視点で議論し、国民の皆さんが納得のいく結論を見出していかねばならないと思う。
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12月26日(水)
| 岡山学区の子どもたちが「しめ縄づくり」に挑戦 |
岡山学区の学童保育「寺子屋」のみなさんによるお正月のしめ縄づくりを見学に行った。学区のお年寄りの方々の指導のもとに子どもたちもわらを編む作業に挑戦し、このあともちつきも楽しんだ。岡山学区ならではの伝統的なイベントでこれからも続けてほしい。 学童保育の運営はどこも大変で、多くが地域のボランティアで支えられている。 特に空き教室での運営は制限もあり、指導者の皆さんも苦労されている。ほとんどが公設民営であるが、この公設が十分なされていない。最近国から一定の基準が示されたが、今後の市町の対応に期待がかかる。国・県の支援の充実も期待される中、何とか保護者や子どもたちの願いに応えていきたい。
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12月25日(火)
今年も余すところ一週間となりました。今年2月はじめの県議選立候補表明以来、統一地方選挙での民主党の躍進、民主党からの県議会議長選出、そして7月の参議院選挙の勝利と怒涛のような一年間でした。しかし、あらゆる分野で社会の格差が広がる現状の中で、来年は政権交代をかけて県政・国政におけるさらなる奮起を誓うものです。 今日、ある新聞社の社説でも述べられていましたが、経済の好況感とは裏腹に生活向上の実感がないのは賃金引上げが企業の業績通りになされていないからだと思います。 大企業では不良債権の処理などを理由に雇用や賃金を抑え、加えて市場第一主義の経済対策の中で中小企業は悲鳴をあげています。 21世紀における大きな課題である少子高齢社会や環境問題に対する対応、そして国や県の直面する未曾有の財政危機など課題山積ですが、今日の状況を作り出した原因分析をしっかりして、生活第一の政治をめざなければなりません。 自分たちの一票で世の中や生活を変えることが出来る、このことをしっかり実感できるように来年も頑張りたいと思います。
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12月24日(月)
昨日、福田首相が薬害肝炎患者の一律救済のための議員立法をすると発表した。 患者の皆さんにとっては決裂から一転して、一律救済という主張している方向へ光が見えてきた。しかし、重要なのは国の責任を明らかにした上での一律救済だと思う。 薬害エイズ問題、消えた年金問題、そしてこの薬害肝炎問題と厚生労働省の引き起こした社会問題は数知れない。国民の生活に一番直結した省庁であるにこの無責任さはどうしたことだろう。 かつて、市総合医療センター開設のとき、三位一体改革のはざまの中で補助金分が税源移譲でなくなった際、厚生労働省へ要望に行ったが、どうにもならなかった。 10億円近い補助金の突然のカットはまさに寝耳に水であり、執行部も議会も途方にくれた。このときは総務省の起債許可(償還額の地方交付税措置あり)で何とかしのげたが、これから先が思いやられる。生活保護制度の後退も同様である。 国民の命と健康を守る省庁として、今こそ国民から信頼される政府機関に生まれ変わってほしい。
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12月23日(日)
長年、県議会議員として活躍され、今春引退された彦根市の朝倉克己先生を囲む会が開催され、出席させていただいた。 朝倉先生は昭和29年6月に始まった近江絹糸(現在のオーミケンシ)の労働争議で活躍された伝説の人であり、三島由紀夫の小説「絹と明察」の大槻青年のモデルとなった人でもある。 「是は是、非は非」とはっきりものをいう方で、時には厳しく、そして時には優しく私たちを指導いただいた。 70歳を超えられたが、まだまだお元気で、民主党の躍進のため益々ご活躍いただけることと思う。会議での大きな声と威勢のよい語り口がこれからも私たちに元気を与えてくれることでしょう。 今後も、ご夫妻でお幸せな生活をされますことを心からお祈りいたします。
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