12月1日(土)
今日からいよいよ師走に入ります。あっという間に一年が過ぎ去っていく、そんな思いの今日この頃です。 さて、文部科学省から最近発表された実態調査によると全国的にネットによるいじめが急増しています。インターネットや携帯電話を青少年が自由に使い、サイト上に実名で中傷や嫌がらせの記事を載せる、そんなことが日常的に横行し、傷ついた子どもが自殺に追い込まれる。こんな危険な状況が日本中に蔓延しています。 高校生は9割以上が携帯電話を持ち、小学生でも3割が持っている。そして、携帯電話でインターネットに自由にアクセスできる、こんな無制限な使用状況は外国でも見られない。親の管理責任も大きく問われる状況です。 危険から身を守ることなど携帯電話を青少年が使う理由もそれなりにあるでしょうが、未成熟な世代には一定の制限も必要です。保護者がこのことをあまりに知らなすぎるのが今の課題です。子どもがパソコンでインターネットにアクセスする環境はあくまで保護者の管理下に置くべきです。
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11月30日(金)
| ヴォーリズ像の前で紙芝居を披露する八幡小学校6年生の子どもたち。 |
お天気もよく暖かい金曜日、八幡堀周辺などでかわいい子どもたちが観光客などを相手に名誉市民ウイリアム・メレル・ヴォーリズ氏や八幡の開町の祖である豊臣秀次公の生涯を紙芝居で紹介する。八幡小学校6年生の総合学習の風景である。 観光客の皆さんも眼を細めて子どもたちの精一杯の表現に拍手を惜しまない。 子どもたちが自分の住む町の歴史を学び、近江八幡を訪れる人々に紹介する、そしてこのことによって子どもたちが自分の住む町に自信と誇りを持つことが出来る。 今日はこんな子どもたちの姿をみて、さわやかな気分で一日をスタートすることが出来ました。
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11月28日(水)
今日のニュースは守屋防衛省元事務次官の逮捕と坂出市の殺人事件一色となった。 どちらもやりきれない事件だ。 一握りの権力を持った官僚のために多くの真面目に国のために働いている自衛官が同じように見られ、士気がなくなってしまうのは悲しい。 ゴルフや金のために公務員としての誇りを捨てててしまう、あるいは金のトラブルでいたいけな子どもの命を奪ってしまう、こんな事件が日常的に起こっている今の社会をどのように変えていけばいいのだろう。 あるニュースキャスターは事件の背景には今の格差問題があると言っていたが、やはり社会の仕組みがどこかおかしい、そして人として本来持つべき正しい価値観あるいは倫理観といったものが拝金主義が横行する中で失われてしまったとしか言いようがない。 真面目にこつこつ働くだけでは報われることはない、と子どもたちが思ってしまうような社会を作った責任は大人にある、そして政治の責任もある。
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11月27日(火)
| シア・シウ・チン氏の事例報告の様子。 |
今日、びわ湖ホールで第11回糸賀一雄記念賞授賞式が開催され出席した。 この賞は戦後福祉施設「近江学園」を創設するなど「知的障害者福祉の父」と呼ばれる故糸賀一雄先生の志を受け継ぎ、安心して暮らせる福祉社会の実現を目指して創設したものである。 受賞されたのはマレーシアのシア・シウ・チン氏で障がい者のための美しき門の会を設立され、障がい者支援の分野で先駆的な取り組みをされている。 「教育、雇用などの観点からも障がい者の生活拠点は郊外でなく、都市部でないといけない、たとえコストが高くても。」という言葉が当然のことながら印象深く心に残った。 もうお1人は総合失調症を乗り越え、文筆業で活躍されている森実恵氏で、その壮絶な病気と闘う体験談はインパクトがあった。同じ病気で悩む人の心の支えになる活動を今後も期待するものである。 障がい者福祉のあり方は措置から支援への転換や多くの課題を残した「障害者自立支援法」の成立以後、国民の関心も高まっている。 こうした機会を得て、これからも十分調査研究を進めて施策に活かしていきたい。
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