9月23日(日)
市内で開催された「政策フォーラム」に参加し、NPO活動をされている方々のお話を聞かせていただいた。皆で「市民とは」あるいは「市民と行政・議会との協働」「共生」などといったテーマであるときは堅苦しく、そしてあるときはリラックスして自分の体験や思いをぶつけるという感じで講演と意見交換の約3時間を過ごした。 NPOつまり特定非営利活動法人は現在滋賀県でも300あまり認可されており、全国ではかなりの数になる。大半は真面目にこつこつと福祉やまちづくりの問題に超ボランティアの精神で取り組まれているが、一部では市民とトラブルを起こしている団体もあるので名前で判断するのでなく中身をしっかり見極めてお付き合いすることも必要だ。 行財政改革が進み、地方政府もスリム化されていく中で、NPO団体の活躍が地域の発展や住民福祉の充実、環境問題の解決などに大きく寄与していくことは間違いない。 行政に対する監視も含めて、こうした市民による地道な活動が市民自治を築いていくのであるが、行政や議会などがいかにしてNPO団体との協働の関係を作り上げていくことが出来るかが今後の鍵になる。 「市民」(市という行政区画に住んでいる人という意味でなくもっと広い意味での市民)という言葉にあえて定義を与えるとすれば自分たちの住んでいるまちに大して誇りを持ち、また積極的に関わりながらまちを良くしていこうという明確な意思をもった人たちとなるのだろうか。
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9月22日(土)
昔お世話になった県や市の職員OBの皆さんとご一緒する機会を得て、いろんな思い出話や苦労話そして一市民や一県民となって見た今の県政や市政に対する感想をお聞きしました。 話の中心はやはり財政問題になりますが、特に歳入にかかる努力をもっとしなければいけないという話になりました。税収は税源移譲や景気の回復で増加しているものの、その分地方交付税が減少しているため歳入自体は増加しません。この点は都市部とそうでない地域とで格差が歴然としています。特に新型交付税への対応策もきちんとしないと歳入不足はいつまでも続きます。もちろん交付税制度や税源移譲の見直しは国に訴えていかねばなりませんが、自己防衛もしっかりしないと取り残されます。 税の徴収率アップは公平性の観点からも努力しなければいけませんが、企業誘致も含めて歳入増加策を進めると共に、事業の見直し、特に将来に大きなつけを残すような事業については凍結・中止を視野に入れながら決断しなければいけません。
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9月21日(金)
今日は終日、本会議で代表質問が行われました。自民党会派、わが民主党・県民ネットワーク、そして対話の会の順番で、期せずして質問者は3人とも東近江地域の議員でした。 県議会では5人以上の会派が代表質問できますが、内容は予想通り、非常事態宣言をされた県の財政問題、新幹線新駅凍結の問題、造林公社の債務問題、ダムなどの治水問題、廃棄物処理問題などが何度も何度も質問されました。 どれも、課題解決には困難を伴う事項ばかりです。特に新幹線新駅問題はもう待ったなしの状態です。時間切れで協定破棄の10月31日を迎えるのでなく、地元栗東市をはじめ関係者と合意に達したうえで、県民の意志どおり「凍結」に向かってほしいと思います。週明けの27日からは一般質問が始まります。私も現在質問内容の精査中です。
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9月20日(木)
| 一部工事中の歩道 |
休会中のため、地元で民主党政調活動の準備や要望をお聞きしている箇所の現地確認のため市内を周りました。お話を聞いたり図面で確認しているだけではよくわからないことも現場を見れば一目瞭然。これもある意味「百聞は一見にしかず」ということか。 これからもこの気持ちを忘れず現場に足を運びます。 それにしても滋賀県の県道、国道の歩道設置状況は本当にまだまだです。春の統一地方選において安全安心の施策として歩道の設置状況50パーセント以上を目指して頑張ることをお約束しましたが、ベビーカーのお母さんやお年寄り、障がいをお持ちの方が本当に安心して歩けるように歩道整備の推進を図って参ります。
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9月19日(水)
連合の2008年政策、制度要求討論集会が大津市で開催され出席した。県政全般にわたる要求事項が報告され、意見交換もされた。 様々な場所で「障害者自立支援法」の不備を訴える声が聞かれるが、今日もその点に関する意見が多くあった。やはり、不合理ともいえる自己負担が問題なのであるが、この法律の審議を一からやり直してほしい気持ちだ。 先日ある社会福祉法人の理事長さんとお話をさせていただいた時もこの法律施行後施設の運営が大変になったとこぼしておられた。 この法律だけでなくいろんな場面で「頭のいい官僚」が実態を知らぬままに机上でシュミレーションして法律案あるいは施策を作っていくという恐ろしい現実を見るにつけて、何とかならないものかと感じていた。(公務員時代にもようこんなわけのわからん制度を考えるなあ、と思ったことが度々ある) いずれにせよ現実の生活をよく知っている国会議員をたくさん送っていくしかない。
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9月18日(火)
今日から9月県議会定例会が開催される。知事が所信を述べられたが、内容の主なものは財政の見直し、つまり400億円あまりの収支不足を補うため聖域なくゼロベースで歳出を見直すということと、新幹線新駅問題、造林公社の多額負債の処理方法などである。 当初の予想通りの内容であり、今後本会議で詳細に答弁を求められることになるが、この議会は嘉田知事にとっても大きな正念場になると思う。 嘉田県政誕生以来14カ月が経過し、これまでいわゆる嘉田人気で県民の注目を浴びてきたが、マニフェストにある大きな課題に対してしっかり決断をしていかないといつまでもこの状態は続かないだろう。とりわけ財政問題では痛みを伴う決断も必要になってくるであろうし、嘉田県政を支持した県民にとって納得のいく決断をしないと次はなくなるかもしれない。 民主党県民ネットワークとして嘉田知事を支えていく方針は変わらないが、是々非々の議論のなかで厳しいことを申し上げる場面も当然あると思う。 すべては、滋賀の将来を見据えた中で県民の生活第一の政治を目指すための執行部と議会の切磋琢磨なのである。
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9月17日(月)
今日は「敬老の日」。まだ、頭には9月15日が「敬老の日」というイメージが残っているのでピンと来ない。3連休を作るということで「成人の日」も含め本来の祝日が変更されたのだが、個人的には何か違う方法で休みを増やして、祝日は昔、学校で習ったとおりにしてほしいという気持ちがあるのだが・・・。ともあれ今日は「敬老の日」ということでご案内いただいた敬老の日の集いに何箇所かお邪魔した。 人生の先輩ともいうべきお年寄りの前で挨拶をさせていただくのはちょっと気恥ずかしいのであるが、環境問題や福祉医療のお話をさせていただいた。今のお年寄りが生きてきた時代では「もったない」という観念は当たり前で、道具も食べ物も本当に大事に扱われてきたと思う。今のような大量生産大量消費による地球温暖化で人類が危機に瀕するとは思いもよらなかったことであろう。 このものを大切にする心はぜひ今の子どもや孫たちに伝えてほしいと思う。環境問題のプロ(お年寄り)が周りにたくさんいる日本が環境先進国にならねばどこがなるんだという気持ちだ。 近江八幡市の現在の最高齢者は113歳ということであるが、ぜひこの年齢を目標に皆さん元気で長生きしてこの日本を救ってください。
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