近況報告9月10日〜

9月16日(日)
 9月も半ばになったが、昼間はまだ暑い日が続く。栗東市ではハーフマラソン中に11人が熱中症になったというニュースが報じられていた。お年寄りもまだまだ油断することなく気温の高い日は気をつけてほしい。
 地球の温暖化が続く中で、今後益々こうした天候が続くのかもしれないが、世界的規模で温暖化対策をはじめ環境問題に取り組まないととんでもないことになる。
 どういう取り組みをしていけばいいのか、一人ひとりが何をすべきか、それなりにわかっていても私1人くらいは、あるいは自分の会社くらいは大丈夫という積み重ねが今日の環境破壊を招いた。
 世界のすべての国を対象に強制力のある規制をしないと人類存亡の危機を迎える。開発途上国にとっては「先進国がさんざんこれまで環境破壊しながら繁栄を享受しながら今更何をいうか」ということになるのであろうが、それぞれがこれまでの進んできた道を振り返りながら美しい地球を破壊することなく子孫に残さねばならない。特に、アメリカに対しては大いに反省を求めたい。


9月15日(土)
幻想的な町並み
 今日は大津で連合滋賀主催の研修会があり、出席させていただいた。同志社大学の石田光男先生による「これからの労使関係」と題する講演をお聞きして、労働環境に関わる近年の法整備や非正規雇用の課題などについて学習させていただいた。
 現在の職場では正規雇用、嘱託、臨時、派遣、請負と様々な雇用条件で働く人がいて、全体として非正規雇用が三分の一を超えている。非正規雇用の均等待遇を実現するための条例制定を目指して今後も研究を進めたい。
 夜には「町並みと灯り展」が開催されている資料館に出かけた。新町の町並みを中心に幻想的な灯りで彩られ、昼とは一味違った景観が創出されている。旧伴家前では資料館長さん自らが案内役をされていた。この催しも恒例行事となってきたが、関係者をはじめボランティアの皆さんなどのご努力に心から敬意を表します。市外からもたくさんのお客さんがお越しになり、地元の方々と交流しながらお楽しみいただいたようだ。この催しは17日まで続く。


9月14日(金)
 今日も朝から代表質問の協議を続ける。造林公社の多額の負債処理をめぐって大いに議論をするも、結論はなかなか出ない。1000億円を超える多額の負債処理であり、県も対応について5案を示しているがどれも決め手を欠く。これまで幾度か取り組みが出来ただろうに、今日まで先送りしてきた感がある。公社による植林は水源涵養や森林保全などそれなりに果たしてきた役割があるが、伐採収入で債務を返済するという前提で借金を重ねてきた公社の運営に対し、経営責任も厳しく問われるであろう。9月定例会で何とか解決への糸口を見出したい。
 夕方からは日本スポーツマスターズびわこ大会の開会式に出席するため会場の大津プリンスホテルへ移動する。これはシニア層のスポーツ大会であり、生涯スポーツの普及振興に大きな役割を果たしている。野球の衣笠さん、水泳の木原さん、ボウリングの中山さんなど各競技を代表する往年の名選手がゲストとして選手の皆さんに熱いエールを送られた。近江八幡も野球の会場になっている。近くの人はぜひ応援を!


9月13日(木)
 朝から9月定例会の原稿作成をしたあと、午後は竜王町議選の民主党公認候補の応援に行く。昨日の首相辞任の影響もあって、応援演説にも力が入ってしまった。
 安倍首相は私と同じ昭和29年生まれ。もちろん一国の総理の重責は想像以上であると思うが、このような退陣は是非はともかく同じ年代の者としてすこぶる残念である。
 安倍首相の人生にはこれまで大きな挫折もなく、今回初めて挫折感を味わったことが政治家としての命取りになったのか。
 私の人生にとって挫折といったら何だろう。大学受験をはじめいくつかの試験の不合格、何度か経験した失恋、うーんそれに仕事の失敗が幾度かあった。しかし、その程度のことは挫折といわないと怒られそうだが、人生それぞれに胃がきりきり痛むような危機は訪れる。
 そんな時でも周囲の協力を得て自らの信念に基づいて逃げずに行動すれば道は開ける。今回の出来事を教訓にして私も自らの信じる方向に突き進んで行きたい。


9月12日(水)
 9月定例県議会を控え、市内で福祉医療問題などの情報収集をしている最中、携帯電話のメールに安倍首相辞任の一報が入り、2時からの記者会見の模様をテレビで見た。
 小沢民主党代表に会見を断られた、あるいは新しい顔で今の政局を乗り切ってほしいなど、一国の総理の言葉とは思えない理由での辞任。参議院選挙での大敗でもやめず、内閣改造して所信表明もしながら、代表質問の直前でやめるというとんでもない事態であり、国民の自民党政権に対する信頼は地に落ち、国際社会での信用も失墜した。
 これは安倍首相の責任だけでなく、これまでの行動を許した自民党の責任は免れない。今、民主党はあわてることなく、参議院選挙で国民の皆さんにお約束した公約の実現に粛々と取り組むことが第一であるが、年金問題、増税問題、雇用の確保など国民の苦しみを置き去りにした現政権に強い憤りを覚える。直ちに、衆議院を解散して国民の信を問い、その審判に従うべきである。


 9月11日(火)
 統一地方選から遅れること約半年、お隣の竜王町で町議選が告示された。民主党からは公認候補と推薦候補があわせて2名立候補した。前回は無投票であったが、今回は定数減の12名に対して16名の立候補と激戦模様である。私も公認候補の出陣式などに駆けつけた。お二人の当選を心からお祈りする。
 竜王町では来年首長選挙が行われる予定で、近江八幡市、安土町、竜王町の1市2町の当面の首長、議員も確定すればいよいよ合併に対する議論も本格的にスタートする。 1市2町は防犯や消防、交通安全対策など同じ近江八幡警察署管内での関わりも深く、近江八幡駅を中心に生活圏も共有している。町の将来へ向けて、感情論でなく、子や孫にしっかり説明できるようなしっかりとした議論を行政も住民もしなければならない時が来た。


9月10日(月)
 週はじめから政調会で当面の課題について再度協議が続けられた。
 特に、新幹線新駅建設凍結をはじめRD問題など栗東市を取り巻く課題は多い。栗東市選出の九里議員も地元との意見交換など東奔西走の毎日である。
 新幹線新駅問題は10月末の期限を間近に控え、最後の調整が続く。昨年の知事選挙以来、凍結という県民の民意ははっきり示され、県議会で推進の方向であった自民党会派も参議院選挙前に凍結やむなしの態度へ変化してしている。しかし、栗東市など地元周辺では区画整理の地権者との話し合いなど県と市の調整が未だに難航している。
 このまま時間切れを迎えるのか、それとも一定の合意を得られるのか、県民やマスコミにとっても今議会の動向は大きな関心事である。
 将来に悔いを残さないようにしっかりとした議論をしておきたい。


   
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