11月9日(水)「政策・土木常任委員会県外視察。」

広島県立美術館から見た縮景園。かつて原爆投下で焼け野原となり、多くの被爆者の遺体があったそうです。今は復元され慰霊祭も行われているそうです。

昨日から今日にかけて政策・土木常任委員会で広島県立美術館や福島県の「文化振興プラン」や「福岡県美しいまちづくり条例」による取り組みなどを視察してまりました。今、滋賀県では「美の滋賀」の推進や近代美術館の見直しなどに取り組んでいますが、今回は広島県や福岡県の文化芸術振興に対する先進的な取り組みを学んで参りました。

今、どの美術館も予算不足で収蔵品を新たに求めることは難しく、入館者も減少する中でそのあり方が問われています。広島県立美術館では今年、他の美術館長も加えて、評価委員会を立ち上げられ、収蔵品の相互の活用なども取り組んでおられます。

財政の厳しい時代には文化芸術に関する予算は一番に切られる傾向にありますが、長い目で見れば大きなマイナスにつながります。もちろん工夫は必要ですが、子どもたちへの文化芸術の伝承も含めて、公共団体だからこそ取り組むことができる文化芸術の振興策にしっかり取り組む必要があります。

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