この週末16日、17日の二日間にわたって東京を会場に、全国各地から地方議員を集めた「地方議員交流会」が行われ、参加してきました。基調講演では特定非営利活動法人ジェン(JEN)の事務局長の木山啓子さんが東日本大震災の復興支援やアフガニスタン、イラク、スリランカなど海外での人道支援活動についてお話をされました。ジェンの事業対象分野は緊急支援、教育支援、心のケア、職業訓練、平和構築、住宅再建、社会的弱者支援、収入創出、自立支援など多種多様です。海外では大きな危険も想定される中での活動であり、その志の大きさに心から感服したところです。
講演の中で印象深かった言葉を紹介します。幸せになるためのキーワードは「か・き・き」。かは「感謝」のか、きは「希望を持つこと」、そして次のきは「絆」のきということです。
また、緊急支援活動もいたずらに永くなると被支援者にとっては単なる依存になってしまう可能性がある、緊急支援から自立へ向けた支援が重要という趣旨のお話はまさにその通りだと思いました。
基調講演ののちは少人数に分かれての意見交換会をしましたが、福島県議会議員の方からは被災地の状況、とりわけ復興庁や復興局がまだその役割を十分果たせていないこと、がれき問題への思いなどについて貴重なご意見をお聞きすることができました。また、鳥取県議会議員の方からは片山善博前知事と取り組んだ議会改革の状況について貴重なお話を伺いました。私からは大飯原発再稼動問題や電力需給問題の現状についてお話をさせていただきました。鳥取県でも関西電力へ電力の融通をするために5パーセントの節減に取り組むということであり、滋賀や京都、大阪は電力の消費地でありながら電源立地県の福井県への感謝の気持ちが足りないという苦言もいただきました。短い間でしたが、寝起きを共にして、貴重な研修の機会をいただいたことに感謝します。
地元に戻ってからは竜王町長選挙で再選された竹山秀雄候補のお祝いに駆けつけました。竹山候補は前回に続いて民主党が推薦し、また、今回は連合滋賀も推薦されました。これから4年間、竜王町民の福祉向上とまちの活性化に向けてご尽力されることを期待します。おめでとうございました。