今日は大津で会派の政調会が開催され、6月定例会の代表質問について協議しました。今議会の大きなテーマは夏へ向けての電力需給問題や大飯原発の再稼動問題になると思います。補正予算の中心も夏の電力不足対策に関わるものが大半です。
おりしも、今日の夕方に野田総理が国民向けに記者会見をされ、「国民生活を守るために大飯原発3・4号機を再起動すべきというのが私の判断」と明言されました。「国論が二分している状況で一つの結論を出す、これはまさに私の責任だ。再起動させないことで生活の安心が脅かされることがあってはならない。原子力に関する安全性を確保し、さらにそれを高めていく努力をどこまでも不断に追及していく。」と話されましたが、これはまさに苦渋の選択であったと思います。
関西広域連合や嘉田知事の判断もこうした責任ある立場の政治家の苦渋の決断であったと理解します。しかし、新聞報道などによると自民党県議団は嘉田知事のこうした決断を当初の考えから豹変したと批判されたそうです。50年以上も政権の座にあって原発を推進し、安全対策についての責任もあるはずの政党の議員が嘉田知事に対して政局のためにする批判を繰り返すのはいかがなものかと思います。いつもながらのご都合主義を垣間見た感がします。