今日は議会改革の一環として今後行われる「県民参画委員会」の第一弾として文教・警察常任委員会と長浜市の「長浜の未来を拓く教育検討委員会」の意見交換が行われました。この検討委員会は昨年示された高校再編計画について巻き起こった混乱の中で長浜市の将来の教育を考える委員会としてスタートされました。7回にわたって議論が尽くされ、間もなく第一次の提言がなされる予定です。また、具体的な高校再編にかかる提言を年内にはされる予定ということでした。
高校再編については平成18年の全県一区制を導入した時点から予定されていたことでしょうが、昨年7月の具体案の提示はいかにも唐突であったと思います。特に統廃合が色濃くなっている長浜や彦根が反発するのもある意味当然であったかと思います。教育環境の整備とはいえ財政問題との関係は無視するわけにはいきませんが、さりとて、財政問題とともに教育の在り方を論じられることについては誰しも抵抗があると思います。
いずれにせよ今回の高校再編問題がつまずいた大きな理由は地域での議論が十分でない中で結論ありきの再編が進められたからに違いありません。主人公である子どもたちに影響が出ないようにもう一度時間をかけて地域の意見をしっかり組みあげる姿勢が必要であると思います。
午後からは木之本警察署の装備や高槻駐在所の老朽化の状況視察などをして県内視察を終えました。