今日は6月定例県議会の提出議案についての事前説明会があり、出席しました。補正予算の主なものは夏の節電に向けての対応です。家庭向け、事業者向け、県庁での取り組み、そして、計画停電等があった場合に対応するための予算となります。また、本日付けで県の節電対策本部が設置され、知事を本部長にして全庁的な取り組みを進めることになりました。大飯原発再稼動の議論が進んでいますが、今は15パーセントの節電を県民ぐるみで進めて、不測の事態に備えるというのが最重要課題です。
今日の新聞紙上やテレビでは容認姿勢に立った関西広域連合や首長に対する批判が目立ちました。原発の安全神話が崩れた今、原発の安全性を断言できるものはありませんし、最大限の安全を求めるのは当然です。一方、予想される電力不足から住民を守るという責務が国や首長にあるのも事実です。こうした中での苦渋の決断というのが今の状況ではないでしょうか。火力発電所などフル稼働しているものが事故を起こせばどうなるのか、心配の種は尽きません。名実ともに「厳しい夏」は目前です。