今日は東近江地域の県事業の説明会が行われ、出席しました。土木、農林水産、健康福祉、環境、水道事業など広範囲にわたって東近江地域で24年度に予定されている事業の説明が行われました。
24年度から地方組織の改編があり、従来設置されていた環境総合事務所が廃止され、地域防災監は東近江土木事務所長に発令されることになりました。このことによって選管業務など本庁へ事務が移管されたものもあります。
組織改変によって生まれた人員を他の必要な部署に配置するなどの効率化は図られることになるのですが、地域振興部門の後退がないのか、という懸念も当然あります。かつて、東近江地域振興局が設置されて、局長には部長級の職員が登用され、限定的ではありますが、局長に予算や人事の権限も与えられていた時代がありました。しかし、現在に至るまでこうした地方組織は行革の観点からか縮小傾向にあるのは事実です。
先日、研修で淡路島を訪れた際に、兵庫県の県民局の方とお話をさせていただく機会を得ました。島という海に囲まれた地域であるということもあるのでしょうが、県民局、市町、住民が一体となって地域振興計画に基づいてまちづくりに取り組んでいる姿が非常に印象的でした。
いずれにせよ、平成24年度も道路・河川改修など県民生活向上のための社会基盤整備をはじめ、医療福祉の充実、そして東日本大震災以来、多くの県民のみなさんの願いである安心安全な社会の構築のため、県の組織間の連携をしっかり図りながら、事業推進に向けて努力していきたいと思います。