今日は東京で民主党県連の国会議員と嘉田知事はじめ県幹部が国への政策提言に関して意見交換を行いました。私も民主党・県民ネットワークの政調会長として会議に同席しました。会議冒頭で川端総務大臣からは大飯原発再稼動をめぐる知事の慎重姿勢に対して県民の生活や経済活動、企業立地などへの影響などの懸念がある、知事としてそうした懸念に対する考えをしっかり示すことや中期的な課題や長期的な課題をごちゃ混ぜにしないでほしいという趣旨で苦言を呈された。また、他の国会議員からは提案要望などの実現に関して政権の成果をしっかり評価してほしいという趣旨の発言もされた。
政権与党という立場は実現したことはあまり評価されることなく、課題や難題に対する対応だけが批判されるという宿命がある。これはどの政党が政権をとっても付きまとうことであるが、国・県・市町は財源問題を含めて将来につけを残さない長期的な視点で政策課題に対応していかねばならない。それこそが政治や行政の責務であると思う。一時的なポピュリズムに迎合して理念を失った政治がおこなわれれば、日本の健全な発展は望めない。今日から始まる税と社会保障の一体改革の議論はまさにそのことの試金石である。国会の良識が問われる日々が続く。