11月4日(金)「異業種交流。」

今日は終日市内で書類整理や情報交換などで過ごしました。夜にはご縁があって事業家の方々と多方面にわたってお話を伺いました。

昔から「異業種交流」という言葉がありますが、私たちの世界に限らず、どの分野であっても他の業種の方々と意見交換をすると新しいものが見えてきます。交流から業務提携などが生まれ、新しい発展も期待できます。

政治の世界は当然のことながら様々なご意見をお聞きして、ベストな選択をするわけですが、ある種の偏りは生じてきます。今日は昔の景気の良い時代の武勇伝のようなお話をうかがいながら、今の時代の経済に欠けるものを教えていただきました。

個人消費の動向は経済指標をみる上で重要であることは言うまでもありませんが、現在日本には1千兆円をはるかに超える個人資産がありながらそのお金は市場に流れてきません。これは将来の社会保障が不安定な中で当然の防衛策と言えるのでしょうし、個人資産が一部に偏っているのも事実かもしれません。

雇用が不安定で低賃金が続く中、そこへリストラなどを導入すれば景気が冷え込むのは当然であり、負のスパイラルから日本の経済が抜け出せる道筋を示すことができない苛立たしさがつのります。

政治が悪いと言ってしまえばその通りかもしれませんが、有権者の意識の動向も重要です。今、日本の大きな課題となっているTPP参加の判断や消費税増税などによる社会保障の改革について、日本の将来を考えたとき、どの選択肢が正しいのか、しっかりとした国民的な議論が必要な時を迎えています。

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