平成23年は東日本大震災をはじめ近畿での豪雨被害と続き、まさに災害との闘いの年でした。今年は国・都道府県・市町村・自治団体などが一丸となって災害に強いまちづくりに向けて邁進する年になることは間違いありません。今日は恒例となった岡山学区消防出初式が行われ、岡山消防団、各町の特設消防隊など関係機関が集合し、これから一年間、防災に強いまちづくりを目指して心をあわせていくこと誓いました。
滋賀県でも今年は防災危機管理センター設置事業が始まり、また、原子力災害対策の見直しや流域治水基本方針の策定などが行われます。こうした事業で大きなキーワードとなるのが「リスクコミュニケーション」です。東日本大震災のような想定を大きく超える災害が発生した場合、人の命を救うためには地域防災力が重要であるのは言うまでもありません。情報伝達はもとより、避難誘導、被災者の救助、災害弱者などの安否確認などをしっかり行うには、消防団のみなさんを中心に地域の自主防災体制の確立が必要です。そのことによりテロを含めてあらゆる天災、人災に対して住民の命が守れます。こうした意思疎通をしっかり築くためにリスクコミュニケーションが必要なのです。新しい危機管理センターの構想ではこうしたリスクコミュニケーションを磨くためのスペースやノウハウも整備されます。こうした積み重ねで安心安全の滋賀を目指していきたいと思います。関係者の皆さん早朝から大変お疲れさまでした。
午後には徳永久志参議院議員の恒例の年賀会に出席し、地元議員として開会の挨拶をさせていただきました。徳永議員といえば党内でも屈指の政策通で知られています。今も民主党県連の政調会担当の副代表として、私たち地方議員の政調担当者とともに毎週金曜日に定期的に政策検討会議を行っています。今の政治情勢は国でも県でも、政治家が国民の皆さんのための政策論議を行わず、政局で動く傾向が強くなっています。私たちの県議会では昨年の統一地方選挙で自民党に単独過半数を許した結果、政局による予算の修正や採決先送りを許してしまっていますが、徳永議員のかつての県議会における政調会運営を大いに学び、県民の皆さんのための政策議論を重ねていきたいと決意を新たにしました。