今日で官庁を含めて多くの事業所では仕事納めとなります。私も午前中県庁で幹部の方とお出会いし、要望事項など年内に処理しておきたいことを中心にお話してまいりました。今年は春の統一地方選挙を経て、県議会の構成も前回と大きく変わった結果、自民、非自民で大きな論争がありました。
6月定例会では議員定数削減や議員報酬カットで民主と自民で異なる議員提案がありましたが、自民党は議員定数2割カットを選挙で訴えながら私たちの約2割の定数削減案に反対しました。
9月定例会では福島原発事故を受けて県から提案された再生可能エネルギーの事業化の調査費を削減する修正案が自民党から提案され、可決されました。その理由はまだ時期尚早というものでしたが、まさに嘉田県政に対する「いやがらせ」に近いものだと思います。政策論議でない政局ですべき事業が遅れることに対して大きな憤りを感じています。
そして、先日閉会した11月定例会では県当局が市町担当者と協議を重ねてきた「流域治水基本方針」を市町との協議不足を理由に自民党が継続審査としました。この審査の過程では滋賀県市長会長名で自民党に対して提出された継続審査を要望するような文書の写しが参考として提出されましたが、一部の市長の話からこれは市長会の総意でない文書であることが分かりました。これはまさに政局で「流域治水基本方針」を継続審査にしたもので、2月定例会で提案を予定されていた関連条例の審査を先送りする結果となりました。
議会での動きを見ただけでもこのような対立が続き、今日の仕事納めを迎えました。来年も年明け早々から消費税問題など波乱含みですが、県政の重要課題にしっかり取り組んでいきたいと思います。