今日は11月定例会に向けて会派と知事との懇談会が行われ出席しました。主なテーマは流域治水条例、高島市の鴨川に不法投棄された木材チップの処理、そして、ワールドマスターズゲームズの開催などについてです。
流域治水条例については9月定例会でわが会派はいくつかの付帯決議をつけて早急に可決すべきと主張しましたが、自民党などにより継続審査とされました。規制や罰則など住民の理解を得なければならない事項は多くありますが、いかなる洪水にあっても住民の命を守るためには早急に制定することが必要です。県当局から自民党に対して条例の修正協議が行われたようですが、知事に対して安易な妥協をすることなく、原案通り可決を目指すように求めました。
高島市の木材チップについては全量撤去に向けて努力しているということですが、いまだその見通しはたっていません。先日、会派で懇談をした県漁協の皆さんも風評被害などを大変心配されていました。早急な対応をあらためて知事に求めました。
ワールドマスターズについては2021年の開催に向けて関西が名乗りを上げましたが、すでに報道されているように大阪府や大阪市は費用対効果に疑問があるということで不参加と費用負担をしない旨を宣告しています。こうした取り組みについて先日開催された関西広域連合議会の総務常任委員会でも拙速であるとの批判が多くありました。生涯スポーツの推進や観光振興、そして経済効果など総論での反対はないものの関係する自治体で六億円から七億円程度の負担が見込まれることから今後も慎重な取り組みが必要であると思われます。
この11月定例会では再度、流域治水条例が大きな争点となりますが、併せて台風18号の被害に対する対応や新年度予算編成方針なども重要案件です。わが会派としてもしっかり取り組んでいきます。