今日は市内で一斉に幼稚園の卒園式が行われ、私は地元の岡山幼稚園の卒園式に出席しました。3年間、保護者や地域の温かい目で育てられ、4月からはピカピカの小学一年生になります。私も経験しましたが、「わが子がよくぞここまで成長したなあ」と感激ひとしおの瞬間です。これからもちろん中学や高校、そして成人式という具合に大きな節目を迎えるわけですが、こうして一つ一つを経験しがら、親としても人としても成長する過程なのだと思います。みんな仲良くと元気に成長してほしいと願いました。
午後からは県議会防災対策特別委員会出席のため、大津市へ移動しました。
地域の要援護者の非難計画や防災情報システムなどについて防災担当局から説明を受け、よりよいものにするためにはどこをどう直せばいいのか、伯仲した議論が展開されました。
いつも防災訓練の際に申し上げているのが、いわゆる災害弱者の避難体制です。身障者や高齢者など自力で避難できない対象者を日常からしっかり把握し、いざという時にしっかり対応できる避難所へ非難してもらうことが必要です。そのために市町でも要援護者の名簿作成などに取り組んでいますが、最前線で非難を実施する自治会や消防団員の皆さんと一人一人に合った個別の避難計画を作成して、訓練をしておくことが重要です。
防災情報のシステムでは原子力災害時の対応が議論されました。福井県で原子力災害が発生した場合、オフサイトセンターを中心に国や関係都道府県と長浜市や高島市を加えたテレビ会議システムの構築が提案されましたが、これに対しては19市町が何らかの形で情報を共有できるようなシステムする必要性が各委員から強く指摘されました。影響を受ける地域の指定が10キロから30キロへ、あるいは滋賀県独自には40キロを超える想定をされながら19市町で情報の格差が生じてはなりません。各市町の首長は住民の命と安心安全を守るため、一刻も早い判断をしなければなりません。そのためには関係機関の対策会議の状況を同時進行で把握できるようにすることは重要な課題です。関係機関がテレビ会議で検討し、決定したことを防災無線や電話・ファックスで他の市町に伝える方式では遅きに失する可能性があります。委員からは当局に強く改善が求められました。
3月17日には高島市を中心に大規模な原子災害対策訓練が行われます。広域非難のシュミレーションや琵琶湖への影響など確認しなければならないことは多くあります。福島原発事故を教訓に成果のある訓練となることを期待しています。