1月4日(金)「仕事始め。」

今日から官庁などでは仕事始めが行われ、県庁・各市町や関係機関ではそれぞれの長が今年一年の抱負を語られました。特に、注目されている嘉田滋賀県知事は訓示の終わりに日本未来の党の代表を辞任する考えを表明されました。県議会の決議や県民のみなさんの思いを重く受け止めての判断と思いますが、当初予算の編成時期でもあり、県民のみなさんの生活への影響を考えれば妥当な判断であったと思います。しかしながら、昨年末の解散総選挙においてその結果に大きな影響を与えたことは事実であり、そのことへの政治責任は今後も問われるでしょう。しかし、知事の任期の間は県民の期待に応えるべく全力で県政発展のため取り組んでいただくことを期待します。

私は今年の仕事始めとして大津市で開催された部落解放同盟滋賀県連旗開きに出席し、一人ひとりの県民が大切にされる県政、そして声なき声をしっかり吸い上げる施策を推進することを誓い、挨拶をさせていただきました。

その後は、地元市役所で関係部長などに新年のあいさつに伺い、当面の懸案事項などについても意見交換をさせていただきました。

今年は自公政権がスタートする年です。すでに民主党が取り組んできた施策を大幅に見直し、また防衛費などを増額する方針などが示されています。原発政策についてはトーンダウンをしているとはいえ、安倍総理が原発の新増設を進めると表明されました。これは2030年代に原発ゼロを目指して、原発の新増設は認めない、40年で原則廃炉、原子力規制委員会が安全と判断したものだけの再稼動を認める、とした私たちの基本的な考えと相反するものです。

こうした姿勢の違いが昨年の解散総選挙では争点化しなかったのは残念ですが、高校授業料無償化、子ども手当制度など社会全体で子育てを支える仕組みについての考え方、農家の戸別所得補償制度、地方への国の権限移譲などが今後どのように方針転換されるのか、また、そのことに対して国民の皆さんがどのような判断をされるのか、しっかり見届けていきたいと思います。

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