11月1日(木)「防災対策特別委員会県外視察。」

今日は防災対策特別委員会の県外視察で大飯原発のオフサイトセンターを視察し、その後、高島市環境事務所において県民参画委員会として藤江自治会のみなさんや災害ボランティア「なまず」の皆さんとともに意見交換をしました。

オフサイトセンターは住民防護を円滑に実施するため関係者が一堂に会して活動の調整をする拠点施設です。万が一原発事故が発生した場合、情報の収集、連携活動の調整、資機材を含めた必要な環境の提供、情報発信の拠点がその主な役割です。福島原発事故ではその役割が果たせなかったため、その教訓を取り入れて現在整備が進んでいます。特に、スピーディーなどの活用によって放射能の汚染や拡散の予測をしっかり行い、適切な避難指示をすることが重要です。

高島市では地域防災について多様な意見交換をさせていただきました。昨年、会派で原子力防災に関する意見交換を各地でさせていただいたとき、自治会関係者から住民情報が個人情報保護法の関係で収集しにくくなったというご意見を多くいただきました。今日も同様の意見をいただき、この問題の深刻さを感じました。もちろん自己申告をしていただくのが一番いいのでしょうが、応じない方もいます。しかし、有事の場合はこうした情報が必ず、必要となります。何とか改善点が見いだせないものか、今後の検討課題です。

大飯原発の原子力規制事務所(オフサイトセンター)にて。

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