10月6日(日)「流域治水条例案の行方。」

9月定例会も代表質問や一般質問が終わり、先週の金曜日から常任委員会での審査が始まりました。そして、10月11日には討論採決が行われます。議会開会前の9月16日には台風18号により滋賀県内でも死傷者があり、また、がけ崩れ、堤防の決壊などで家屋の全半壊や床上浸水・床下浸水、農作物への被害などこれまで経験したことのない被害が発生しました。10月2日には当面の被害対策として約70億円の補正予算も即決されました。

この9月議会ではこの台風18号の災害対策と関連する流域治水条例案の審査が中心となっています。住民の命を守るために川の中だけでなく、川の外の対策を含めて治水対策を考えようという流域治水の考え方は全国からも注目されていますが、一方で建築規制などが伴うことから市町長からも多くの意見が出され、また、規制のかかる地域から反対の請願が出されるなど、今議会での可決は難しい状況になっています。昨年の2月定例会で流域治水基本方針が全会一致で可決されていますが、方針の実行を担保する条例案では今後も議論が続きます。条例の趣旨もそれぞれの県議会会派の思いも、また市町の首長さんの思いも実は「県民のみなさんの安心安全」ということで一致しているのですが、その方法論の違いや会派間の政局が微妙に絡んで複雑な議論になっているのだと思います。まだ、委員会での議論が残されていますが、熟慮に熟慮を重ねて責任ある判断をしていきたいと考えています。

9月定例会の一般質問では色覚異常にかかわる諸課題について質問させていただきました。

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