選挙戦も今日で三日目となりました。今日は近江八幡駅南で行った「とくなが久志」街頭演説に海江田万里民主党代表が近江八幡に来られ、「とくなが久志ガンバレ」との熱いコールをいただきました。海江田代表はこれに先立ち大津で嘉田知事と会談し、とくなが久志への支援をお願いするとともに、嘉田知事から県議時代からとくなが久志候補が取り組んできた子育て支援策などに高い評価をいただいたことを紹介されました。原発政策や憲法改正問題など、嘉田知事とは政策も近く、今後ともしっかり連携していけるものと確信しております。
さて、今日の各新聞報道を見ると自・公の優勢、民主の劣勢が報じられていますが、国民のみなさんの暮らしを守れるのは民主党です。マスコミが作り上げたアベノミクスに国民のみなさんの関心が向いていますが、この先に見えるものは物価だけが上がり、賃金や年金給付が増えない厳しい生活です。今の状況はかつて私がこのブログで紹介した小泉政権下での米原万里さんの著書の一節のようです。あらためて紹介します。
『さて、次のくだりは米原万里さんの著書「発明マニア」(文春文庫)からの抜粋です。「タイの象使いは、象が言うことを聞かないと、耳の付け根に斧を打ち込む。象はあまりの痛さにたちどころに聞き分け良くなるという。そして、足元に落ちた斧をわざわざ長い鼻で拾って、象使いに差し出すらしい。もっと打ってとでも言うように。」
日本の大企業は空前の収益をあげているというのに、さらなるリストラを奨励し、中小企業や地方経済の不景気を促進し、福祉予算を切り捨て、健康保険制度、年金制度を改悪するどころか、その財政基盤を破壊する。これほどまでに露骨な弱肉強食政策を果敢に推し進める小泉内閣に喜んで投票する国民というのは、痛々しくて、何だかタイの象を彷彿させる。』