今日は憲法記念日です。全国各地で憲法に関わる講演会などが開催されていることと思います。しかし、今年の憲法記念日はいつもの記念日と趣を異にしています。ご承知の通り、自民党や維新の会、みんなの党などの改憲勢力がこの夏の参議院選挙で三分の二の議席を勝ち取り、その後憲法改正の発議要件を過半数に改正しようとしているからです。彼らは今の日本国憲法を外国の押し付け憲法と言っていますが、法的に瑕疵なく定められたものであり、何よりその一条一条を見ても立派な憲法であり、私は改憲の必要性を感じません。最高法規として今日の国民主権、基本的人権の尊重、平和主義などを実現したきたものであり、権力の行使に制限を加えることにより国民の皆さんを守ってきたものです。だからこそ改憲のハードルを高くしているのに、そのハードルを国民的な議論を経ずして、選挙の争点にすることにより安易に低くしようとすることを絶対許してはいけません。
このことを「いのち・くらし・憲法」実行委員会の集会に参加して強く誓いました。ちなみに、今日の集会の講師は同志社大学社会学部教授の渡辺武達先生、パネラーは山仲野洲市長、教育総研しがの小坂淑子さんでした。