今日は代表質問が行われ、自民党、民主党、対話の会がそれぞれ登壇しました。滋賀県議会のルールでは5名以上の議員がいる会派が交渉会派ということで代表質問ができます。民主党からは私が登壇し、新年度予算編成、政権交代の滋賀県政への影響など8項目にわたって質問しました。代表質問の様子はBBCでダイジェスト放映されるとともに、県議会のホームページで閲覧できるようになっています。
新政権ではアベノミクスという経済政策の中で過剰な公共投資、無理な金融政策などが行われています。今、円安、株高の傾向の中で景気が良くなるという期待感が漂っていますが、私たちは過去の「失われた20年」やバブル崩壊などの歴史を見れば、再び同じようなことが起こるのではないかと危惧しています。インフレ目標2パーセント設定についても、コントロールを失いハイパーインフレに向かった時、その先に待っているのは疲弊する国民生活です。公共事業の過剰投資によって一時的に利益を得るのはゼネコンと言われる一部の大手建設会社だけで中小企業などへの経済波及は期待できません。国の大型補正予算による県の補正予算も提案されましたが、その執行にあたっては県の中小企業の皆さんに経済効果が及ぶように強く求めました。
そのほか35人学級の実施における新政権の後退ぶりや生活保護基準の引き下げによるくらしへの打撃など、不安材料がいっぱいの新政権のスタートですが、県政においては「住み心地日本一の滋賀」を目指してしっかり県政運営に取り組むように知事に求めました。