1月23日(水)「自治体の非正規職員の現状。」

今日は午前中に政調会を開き、2月定例議会の代表質問や新年度予算案などについて協議しました。特に、知事の一連の政治行動や政権交代後の県政への影響などについて意見交換をしました。当然予測されていたことですが、新しい政府与党はこれまでの民主党政権の施策をことごとく廃止して、かつての政治体制に戻そうという方向です。また、これまでの事業仕分けで無駄と判断されたものも復活させようとしています。選挙で負けた以上、これは仕方のないことですが、今後の展開についてはしっかりチェックしていきたい。

午後からは近江八幡市に戻り、市の臨時嘱託職員労働組合の結成総会に出席して挨拶をさせていただきました。全国の自治体では非常に多くの非正規職員が働いていますが、その賃金などの労働条件はその職務や責任に見合ったものになっていない現状があります。臨時職は本来、一時的な業務増や産休などの代替として雇用されるのですが、昨今では本来正規職員で対応すべき業務についても非常に多くの人が雇用されています。そのため不安定な条件の中で長期にわたって雇用が継続されています。本来、正規職員化を目指すのが筋ですが、定数管理や予算、法の制約もあり、そのことは困難な状況にあります。こうした現状に対し、我々の仕事としてこのような制度自体の改善に取り組むことは当然ですが、一方で労使交渉のできる組合を設立し、非正規職員を組織化することは重要な意味があります。今日の新しいスタートにあたって、私も精一杯、その活動をバックアアップさせていただくことをお約束しました。

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