11月14日(水)「党首討論、11月16日解散へ。」

今日の党首討論で野田総理が16日解散を宣言、衆議院の定数削減を野党に約束させての解散宣言である。まさに四面楚歌のなかで税と社会保障の一体改革の道筋をつけ、特例公債法案の成立も目前である。思いがけない早期の解散表明であったが、その決断は党利党略でなく、日本の行く末を案じての大決断であったと思う。

野党は民主党の不人気を背景にひたすら解散を迫ったが、そこには過去の自らの政権運営の失敗を反省することもなかった。民主党には確かに財源見通しの甘さや政治主導を前面にして官僚を使い切れなかった未熟さがあったのは深く反省しなければならないと思う。しかし、地域主権や新しい公共の考え方を取り入れ、チルドレンファーストの政策、過去の政権が踏み込めなかった税と社会保障の一体改革、医療崩壊からの脱出など大きな成果を残した三年余りであったと思う。支持率の低下に見られるように有権者の評価を得られなかったことは非常に残念であるけれど、もし野田政権がこの選挙に負けたとしても、近い将来、野田総理は高い評価を得られる総理であると固く信じている。

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