9月28日(金)「難病対策。」

今日は一般質問二日目。我が会派からは柴田議員が登壇し、難病対策や在宅医療を支える福祉スタッフの確保やその技術向上について質問しました。

難病患者さんの大きな悩みとして就労や生活支援の課題があります。滋賀県では現在栗東市に難病患者さんで運営される共同作業所がありますが、地理的な条件で通所できる人は限られています。また、運営費について県や市町の助成もありますが、まだまだ十分なものではありません。できれば7つの医療圏域に一か所は設置してほしいというのが患者さんたちの要望ですが、健康福祉部長からは前向きな答弁がなされました。このたび改正された障害者総合支援法に難病患者さんへの対応が盛り込まれたこともあり、これが追い風になって難病対策が進むことを期待しています。

若い難病患者さんは恋愛や結婚のこと、そして将来への不安など多くの悩みを抱えながら日々生活されています。近江八幡市内にはそういう悩みを持った人たちがあつまり励まし合うサロンも開設されています。障害者手帳が交付されないなど、制度のはざまの中で医療費など多額の負担を抱えながら懸命に生活されている方々に何とか政治の光が当たることをめざしてこれからも取り組んでいきたいと思います。

本会議終了後は文教・警察常任委員会協議会に出席し、その後連合滋賀が主催する公契約条例の研修会に出席して一日を終えました。公契約条例につきましてはこれまで何度も県議会で取り上げましたが、条例化には至っておりません。この条例が制定されれば公共サービスの周辺で働く人たちの労働条件が改善し、その結果として社会の活性化や公共サービスの充実につながります。喫緊の課題として関係者による委員会などを設置して条例化に向けた動きを加速させていきたいと思います。

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