昨日19日に9月定例会が開会し、10月12日まで24日間の会期が決定されるとともに、知事から提案理由の説明がされました。提案理由の説明の中で知事からは当面の課題として、大津市で発生した土砂災害などの水害対策、夏の電力需給問題の検証、通学路の安全確保、原子発電所の安全対策、いじめ問題、高校再編問題などについて考えを述べられました。
こうした課題を中心に24日に代表質問が行われますが、わが会派としても会派会議や政調会を開いてこうした主要課題を中心に医療福祉、経済活性化対策などについても議論しています。
医療については先にお知らせしましたように、9月15日に県議会のがん対策議員連盟の主催で県民の皆さんに向けてフォーラムを開催しました。多くの県民の皆さんにお集まりいただき、協力いただいた県立成人病センター総長はじめ医師の皆さんから最新のがん対策などについて報告されました。国民の2人に1人がガンにかかり、3人に1人がガンで死亡する時代となりました。しかし、ガンは予防できる病気であり、また早期発見と適切な治療をすれば決して怖がる病気ではないというお話がありました。
ガンにかかりにくい規則正しい生活をすること、検診などによる早期発見に心がけること、手術療法・放射線治療・化学療法など症状や個人の特性にあった治療をすることなどで、克服できる病気であることは確かです。予防という観点ではピロリ菌の除去による胃がんの予防、ワクチン接種による子宮ガンの予防なども行われており、今後も新しい医療技術が開発されてくると思います。こうした啓発をしっかり進めながら、がん対策拠点病院を中心にだれでもどの地域でも適切ながん治療が受けられる「ガン医療の均てん化」に向けて私たち県議会でも努力していきたいと思っています。