8月12日(日)「社会保障制度の改革。」

昨日と今日は地域の夏祭りが各所で開催され、私もいくつかのご町内からお招きをいただき参加させていただきました。13日から15日までは県庁をはじめ一部の市町では盆休みで閉庁のところもあります。(もちろん住民の皆さんのためのサービス部門は開かれていますし、緊急時の対応もできる体制をとっています。今年は節電効果も期待しての閉庁です。)

さて、国会も内閣不信任案の提出や消費税などの法案審議採決をめぐって緊張した状況が続いていましたが、10日までに採決を終え、解散時期がいつになるのかが焦点となってきました。しかし、今一番先にやらなければならないのは増税の目的である社会保障制度の改革を速やかに進めるための国民会議の設置であり、また、国民のみなさんの生活を守るための予算執行に欠かせない赤字公債法案の成立、国会議員の定数の見直しです。とりわけ、年金改革や医療制度の見直しは喫緊の課題です。解散総選挙による政権奪取は政党の目的達成のため目指すのは当然のこととしても国家や経済の行方、そして国民の皆さんの生活の安定に背くような政争に明け暮れている国会の状況は情けないの一語につきます。

2009年の政権交代で民主党が政権交代を成し遂げ、4年間の日本のかじ取りが任されたにもかかわらず、その一年後の参議院選挙でねじれ状態となり、政策実行のための法案が通らず、今のような政治不信の結果となってしまった、という感じです。

首相公選制の導入や参議院制度の改革をしなければ今後も日本の国は立ち行かなくなるのではないかと危惧します。もちろんこうした改革は憲法改正を伴うので容易ではありませんが、国会議員も国会議員を選ぶ国民もこうしたことをしっかり念頭に置いて行動しなければ、日本の議院内閣制は大きな危機に直面します。もちろん選ばれる側の責任が大きいのは当然ですが、国の在り方について大きな議論が必要な時です。

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