平成24年度の漁業祭りの一環として行われた「魚介類慰霊法要」に参列しました。近江八幡市水産協議会の主催により行われている恒例行事で我々の貴重な食料となっている魚介類に感謝するとともに、琵琶湖の環境や固有種などをしっかり守り、将来に託していくための行事です。緑の少年団のメンバーも毎年参加され、慰霊祭終了後は船でニゴロブナの稚魚の放流を行いました。
滋賀県の漁業は大変厳しい状況にありますが、平成23年3月に策定された農業水産業新戦略プランに基づき、ヨシ帯を増やし、セタシジミのための砂地の造成、そして稚魚の放流を進めています。同時にカワウや外来魚の駆除も行っており、徐々にではありますが、ホンモロコやニゴロブナも増えているようです。あわせて、琵琶湖の水位低下により魚卵やヨシに被害が及ばないように、洗い堰の水位調整について国や県が連携して適切に行われるように国に要望も行われています。山や琵琶湖の水を守り、ゆたかな水産資源が将来に引き継いでいけるように私たちも努めていきます。