今日は1日の会期で4月臨時会が開催されました。専決処分の承認等の議案と24年度の議会役員改選が主な目的でした。単独過半数を占める自民党が選挙の結果、正副議長を独占しました。あわせて委員会構成も変わり、私は文教・警察常任委員会副委員長、防災対策特別委員会委員、議会運営委員会委員を努めることになりました。高校再編問題、交通事故撲滅など安心安全の地域づくり、原子力災害対策をはじめ地域防災計画の見直しなど直面する課題解決のため、しっかり取り組んで参ります。
今議会では最近の大飯原発再稼動問題を受けて、国に対して再稼動に慎重な姿勢を求める意見書が3月定例会に引き続いて議員提案されました。意見書案には政府の姿勢に対して過剰な批判をする表現がありましたが、趣旨についてはわが会派の考えと一致することから賛成しました。賛成討論の中で、自民党議員団からは今回の政府の動きを政治的なパフォーマンスであるという批判がされましたが、むしろ、こうした日本にとって大きな課題を政局がらみで取り上げ、真摯な議論をしようとしないのは自民党ではないかと思います。意見書案を提案した自民党会派から意見書に対する反対者があったのはまさにそのことを表しているのではないでしょうか。
大飯原発再稼動問題については先般近隣県として滋賀県や京都府から慎重に対応するよう安全確保に関する7項目が共同提案されました。また、国では官房長官に対して大阪府や大阪市からも提言がされました。新しい基準UPZには滋賀も京都も含まれますし、100キロ圏内の自治体と事業者は安全協定を結ぶべきという考えに立てば、大阪もその範囲に含まれます。いずれにせよ原発に対する安全神話から福島原発事故を教訓とした具体的で確実な安全対策、そして将来的には脱原発(卒原発や減原発の考えも含めて)に向けて日本が進むべき行程表いわゆるロードマップを明確にする必要があります。