今日は地元岡山学区の「子育てフォーラム」に出席、また代表質問の事前協議などを行う。
さて、維新の会の「船中八策」という国政進出に向けた政策がマスコミにも大きく取り上げられています。その中で首相公選制や参議院改革(廃止を含む)があげられています。このことは与野党を問わず古くから議論されていますが、憲法改正という大きなハードルを越えないと実現できない主張だけに具体的な議論になっていないというのが実際です。憲法で議会内閣制や二院制度が規定されるている以上、変えるにはハードルの高い国会の発議による国民投票が必要です。総理が一年ごとに変わるという異常な政治情勢の中で首相公選制の話が出てくるのは当然でしょうし、民主党も自民党も解散総選挙で政権を得ながら、三年ごとの参議院選挙でねじれが起こり、政治がうまく進まない過去や今の現状を見れば参議院の在り方がこれでよいのか、という議論が出てくるのも当然です。
今の参議院の状況をみると、ねじれの状態で一歩も政治が前に進まない、二つの民意の中で右往左往している、という現状です。参議院の役割は「良識の府」といわれるように政党を超えた国民のための議論をしたうえでその意思を示すべきだと思いますが、実際は衆議院のカーボンコピーのような存在になっていると思います。これは野党時代の民主党も同じでした。このままでは一院制で4年の任期ごとに民意を問う方が政治が前へ進むという結論になってしまいます。もちろん、維新の会の「船中八策」が良いとは言いませんが、この際、参議院の在り方を有権者の皆さんとともに、しっかり議論すべき時がきていると思います。