2月9日(木)「在日米軍再編計画。」

今日は議会運営委員会が開催され、出席する。委員会では2月16日から3月23日までの38日間の会期が決定され、提案される議案について当局から説明があった。また、当初予算案審査のための予算委員会設置についても決められた。

さて、今日のトピックスは在日米軍再編計画についての日米共同発表であった。普天間基地問題と切り離して、米軍8000人をグアムへ移転するというもの。4700人を先行移転し、残り3300人をどうするかということになるが、米国が日本に岩国基地へ1500人移転の打診という話も出て、山口県知事や岩国市長からは反発の声が上がった。また、普天間基地が固定化されるのではないかという懸念も広がって、国会では野田総理が沖縄へ説明に行くという答弁もされたようだ。東アジアの安全を守るため、基地などの負担をみんなで分け合うというのが総論だが、各論の話にになると前へ進めないというのが現状である。福島のがれきの受け入れや迷惑施設の誘致などでも同じような話で紛糾している。

沖縄が歴史的な経緯や地理的な観点で基地問題の多くを背負っていただいているのは事実であり、このことについて感謝しなければならないし、日本国全体でその負担を軽減をしなければならないことは当然のことである。しかしながら、沖縄が東アジアの安全を守るための好位置にあるということが現在の悲劇を生みだしているのも事実である。しかし、普天間基地の危険性の回避は沖縄にとっても日本にとっても喫緊の課題である。今こそ、知恵の出しどころ、汗のかきどころである。

 

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