11月定例会が閉会し、これから年末年始の行事で多忙を極めることになります。行事に顔を出すことが目的ではありませんが、有権者の声をお聞きする貴重な機会としてできるだけ出席しています。
八ツ場ダムの建設継続についてはやはり厳しい声をお聞きしています。この2年間の議論は何であったのか、住民のみなさんのこの間の苦悩は何であったのか。迷走といわれても仕方のない決着となってしまいました。まさに決断できない政党という印象を有権者のみなさんに与えてしまったのだと思います。何故、建設継続なのか、我々地方議員に対しても具体的な説明はありませんし、有権者のみなさんに納得できる説明がされいるとも思えません。政府と党の考えの違いというのも余計わかりにくくしています。
滋賀県もダム問題を抱えています。流域治水基本方針が自民党議員団によって継続審査とされた背景にはダムに頼らない嘉田県政の治水方針に反対の立場をとる「政局」があるのは明白だと思います。丁寧に積み上げてあげてきた「政策」が十分な議論もなく、「政局」で前に進めないとすれば、首長を選んだ有権者の期待を裏切ることになると思います。この思いは国の今の民主党の執行部と自民党県議団の両方に持っています。
地方のことは地方の意思で決めるという地域主権から、地方から国を変えていくという政治改革を進めたいと思っています。